2021 Fiscal Year Research-status Report
Health impact assessment of transboundary air-pollution (Asian Dust) and local air pollution
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21K10496
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
鹿嶋 小緒里 広島大学, 先進理工系科学研究科(国), 准教授 (30581699)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
頼藤 貴志 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (00452566)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 大気汚染 / 黄砂 / 越境型大気汚染 / 救急搬送 / 死亡 / 気温 / ヘルスインパクトアセスメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、①研究倫理審査申請、②解析データの入手とデータセット作成、③データ解析作業を実施した。まず、①の本研究を遂行するにあたり、広島大学倫理審査員会へ研究の申請を行い、許可を得た。倫理審査の許可を得た後に、②の解析データセット(ヘルスデータおよび、曝露データ)申請を行った。気象に関連するデータおよび、大気汚染時間値データを国立環境研究所及び、各自治体より入手し、データセットの入手が完了した。一部黄砂の年度を再度入手する必要があるが、次年度に申請を予定している。また、ヘルスアウトカムデータとして、死亡個票を厚生労働省に、また救急搬送データを総務省へそれぞれ申請し、データの入手が完了した。一部年度の救急搬送データは2022年4月末に公開されたため、現在申請中であり、入手次第既存データへの結合を行う予定である。これら、入手した曝露データおよび、ヘルスアウトカムデータをデータベースソフト上で連結し、解析用データセットの作成を行った。③のデータ解析においては、現在データ待ちのデータが到着次第、多地点時系列解析分析(もしくはケースクロスオーバデザインを用いる)を用いて、各大気汚染及び黄砂濃度増加に伴うリスクの増加について解析を実施する予定である。本年度は、第33回国際環境疫学学会同会議に参加を行い、アジアの越境型大気汚染について、アジアの研究者と情報交換を行った。また、2022年に開催予定である、国際会議でも研究成果の一部を発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
曝露データおよび、ヘルスアウトカムのデータは、一部データの到着を待ってはいるが、倫理審査も完了し、すでに一部年度のデータセットの作成も完了し、解析用データ構造のデザインも完了し、順調に進行している。一部、曝露データの追加年度の申請が必要となり、この作業は、次年度にもちこしている。また、気象に関連する時間値データも一部結合が完了したため、越境型大気汚染、地表大気汚染の影響評価時において、気象に関連する指標(気温、湿度、降水量等)の影響も加味することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
一部、現在申請中のデータの到着待ちではあるが、既存にある年度で解析データセット作成を行い、すべてのデータが到着するまでの間に、プレ解析の実施を試みる。また、詳細な気象データとの連携ができたため、これら指標をヘルスインパクトアセスメント時に、どのように評価を実施するか、本年度は新たに検討を行う。また、研究成果については、国際学会で発表を行い、引き続きアジアの研究者と情報交換を行っていく予定です。本年度は、第34回国際環境疫学学会および、Planetary Health Alliance Annual Meeting に参加を行う予定である。
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Causes of Carryover |
曝露および健康アウトカムデータの一部年度の到着が、2022年度に持ち越したため、一部解析作業が2022年度へ持ち越した。これにより2021年度購入予定であった、解析のためのソフトとハードウェアの購入を、最新バージョンを解析時に利用するために、2022年度へ、その購入を持ち越した。
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Research Products
(6 results)