2021 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病患者における睡眠とサルコペニアの関連性に着目した診療所ベースの疫学研究
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21K10498
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
古川 慎哉 愛媛大学, 総合健康センター, 教授 (60444733)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 筋肉 |
Outline of Annual Research Achievements |
糖尿病における睡眠と筋肉に関するエビデンスの創出を目出す疫学研究を実施する。1)糖尿病患者におけるCOIVD-19感染予防に伴う生活習慣や医療提供体制の変化を明らかにし、2) 睡眠睡睡眠時間(就寝時刻および起床時間)、睡眠障害(入眠障害、中途覚醒など)、睡眠相前進症候群、夜間排尿回数に加えて睡眠環境を重点的に調査し、睡眠環境と筋肉との関連性を明らかにし、新生活様式下における糖尿病における睡眠環境から見た筋力維持やサルコペニア予防の糸口を見出す。また、我が国の糖尿病患者の7割以上は診療所で治療を受けている。一般化可能性がより高いエビデンスを創出するために半数以上を診療所通院糖尿病患者のコーホートを作成し、新生活様式のなかで糖尿病における健康寿命の延伸に寄与できる睡眠と筋肉との関係に着目したエビデンスを創出する。令和3年には令和元年から2年にすでに調査を行った愛媛大学医学部および久万高原町立病院の420名を対象とする。その後令和4年には済生会小田病院で280名、令和5年には500名を本研究にすでに内諾を頂いている松山市内クリニック(ふるかわ内科クリニック、吉野内科、矢野内科、みかんの花クリニック)でも本調査を実施し、最終的に1200人を対象集団とする。 睡眠状況に関わる項目:ピッツバーグ睡眠質問票による自己申告の睡眠時間、就寝時刻、起床時刻、睡眠の質の関する評価、アテネ不眠尺度による不眠症(入眠障害、中途覚醒、早期覚醒、熟眠障害)の評価、日中の主観的な眠気としてエプワース眠気尺度、パルソックス(コニカミノルタ)による睡眠呼吸障害(最低酸素飽和度等の各パラメーター) 筋力量及び質に関わる項目:握力、体組成(in body)、片足開眼立ち、timed UP and GO Test、5メートル歩行スピード測定 日常の生活状況:年収および学歴、買い物の手段、趣味、家族構成、手段的ADL、基本的ADL、要介護度認定
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
現在、同意取得を実施中で、200例の同意を取得している。コロナの感染リスクが高まり、対面での調査を実施することが難しく、進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
ワクチン接種が進み、対面での調査が少しづつ可能となっており、調査施設を追加したうえで、登録者数を増加させる。
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Causes of Carryover |
コロナの感染リスクが高く、予定通りの調査ができなかったため
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