2021 Fiscal Year Research-status Report
看護学生が地域をみる目を学ぶための教材開発:ゲーム・VRによる仮想街歩き体験から
Project/Area Number |
21K10586
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
川村 牧子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (20326309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 準一 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (40381462)
今泉 一哉 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (50454179)
齋藤 尚子 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (90621730)
加藤 星花 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (50381463)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 地域包括ケアシステム教育 / アクティブラーニング / 教材開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、学生が「地域を見る目」を学ぶための教材を開発し、今後の活用可能性への示唆を得ることである。教材については、実習地確保や教員の経験に関係なく、学生が地域に興味を持ち、地域をみる目を能動的に学ぶために必要なものは何か、という問いをもとに開発する。2021年度は、本研究の第一段階として教員と学生の認識を明らかにするための実態調査を行う予定であった。研究者全員で先行研究のレビューおよび地域志向教育の実施状況や教員・学生の認識を整理し、教員への質問紙調査を実施予定、学生にはインタビュー調査を調査し、地域や生活を見ることへの関心・困難、学びが多い事業の特徴などを確認していくこととした。 当該年度に実施できたこととしては、研究分担者および協力者とZoom会議等を通して本研究の方針の確認・役割分担・教員への質問調査内容の検討を繰り返し、案を作成した。 1回目(10月)に行い、今後の研究調査スケジュール作成、調査内容を一部変更し教員へのインタビュー調査実施に向け対象者候補案リストを作成した。2回目(11月)では研究分担者・協力者全員で、研究方針の確認及び役割分担を検討。題材として地域包括ケアシステム関連の視聴覚教材を視聴、意見や情報交換を行ったうえで本研究において作成する教材内容への参考材料を整理した。加えて、教員対象の質問紙調査内容の精査を行った。3回目(1月)の会議では、さらに質問紙調査票のブラッシュアップを行い、実施できるよう準備・計画した。これらの調査は、今後の教材開発に向けての基軸となる重要な内容のために、繰り返し検討した。 なお、調査実施に向け研究責任者および研究分担者の各所属機関での研究倫理審査への申請・承認を受けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2021年度は、研究代表者・分担者の所属機関がある千葉県においてもCOVID-19 緊急事態宣言及びまん延防止期間が長期にわたり発出された。研究者は東京・千葉などに分散し全員が教育機関において遠隔操作講義作業や医療機関等の学生実習先調整に日々時間を割かざるを得ない状況下であった。緊急事態宣言下では対面での打ち合わせ等が不可能であり、Zoom等でのスケジュール調整に関しても捻出が困難であった。以上の理由から、当初2021年度に予定していたインタビュー調査を対面で実施する機会についても延期せざるを得ない状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後もCOVID-19感染拡大による影響は継続することも考えられるため、今年度中に実施予定のインタビュー対象者人数を縮小するなどの研究計画の見直しや質問紙による調査計画を検討する。さらに効果的な教育映像資料や本研究に関連する研修や情報の収集を進めていく。
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Causes of Carryover |
2021年度に予定していた調査等がCOVID-19 感染拡大による影響により実施できず、未使用額が生じた。2022年度にこれらを実施する予定であることと、一部計画を変更したため未使用額はそれに充当する計画である。
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