2021 Fiscal Year Research-status Report
ICTを活用した看護学実習のハイフレックスモデルの構築と実践
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21K10590
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Research Institution | Shubun University |
Principal Investigator |
相撲 佐希子 修文大学, 看護学部, 教授 (10598999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
諏訪 美栄子 修文大学, 看護学部, 講師 (00762816)
澤野 弘明 愛知工業大学, 情報科学部, 准教授 (10609431)
中村 美奈子 修文大学, 看護学部, 助手 (10785083)
鈴木 裕利 中部大学, 工学部, 教授 (20340200)
村山 友加里 修文大学, 看護学部, 助手 (30785085)
東山 新太郎 修文大学, 看護学部, 助教 (50805348)
春田 佳代 修文大学, 看護学部, 教授 (60329828)
石井 成郎 一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (80399237)
森下 智美 修文大学, 看護学部, 助手 (80805383)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ICT / 看護学実習 / オンライン同時双方向型 / ハイフレックスモデル / 模擬患者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,看護教育カリキュラムに適応可能なICT拡充を目指して,従来の看護学実習にオンライン同時双方向型を柔軟に導入する「ICTを活用した看護学実習のハイフレックスモデル」を提案し、実践を通してその有効性を評価することである。 すなわち,未曾有のCOVID-19の不確実な収束,ならびに新たな大規模感染症も踏まえ,New Normalな看護教育の構築として,本研究は看護学実習に着目する。 その方法として,従来の実習方法を軸に,オンライン同時双方向型を取り入れて多様かつ変則的に対応できるシステムをPDCA手法にて継続的に実施する。また,模擬患者プラットフォームの構築として,模擬患者,事例,模擬電子カルテの配信環境を整備し,あらゆる領域,他看護師養成所等の実習でも共有・活用できるシステムとしての拡充を目指す。 ICTについては、COVID-19の感染防止が契機となり、教育現場にも浸透してきている。一方、教員の中にはICTに対する苦手意識をもった方も存在することが推測される。 そこで、2021年度は、看護教員のためのICT初心者でもわかるhow-to本作成を実施することとなった。現在も、継続している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の感染予防対策でICTを活用の普及が進んでいる。しかし、病院対象においては、未だ感染患者への対応等によって、病院を対象とした研究については協力依頼をするところまで至らない。一方、看護教員については、ICTの活用を得意とする者と苦手とする人も存在することが予想される。 したがって、現在は、看護教員に対して、ICTへの活用を苦手とする者へのhow-to本を作成することで、技術的スキル向上を目指しているところである。 以上から、病院への対応については全く進めることが出来ていないため、やや遅れていると区分した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年以降は、昨年から作成しているICT本を完成させる。また、看護教員のスキルや、現在、COVIDー19の実習状況などによって、どのような実習を展開しているのか調査を行い現状把握をする。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由として、ICT本作成で検討を重ねることに時間がかかったこと、COVIDー19によって、病院への調査が進まなかったことが主な理由である。今年度以降は、看護教員のICTのスキル状況、病院側のICT環境、ならびに受け入れ環境等の調査を行うため、経費が必要となる。
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