2022 Fiscal Year Research-status Report
看護師による単純X線画像読影のための教育プログラムの開発
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21K10606
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Research Institution | Oita University of Nursing and Health Sciences |
Principal Investigator |
内倉 佑介 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (80852441)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 看護師 / 単純X線画像 / アセスメント / 看護基礎教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の課題は、看護の質の向上を目指し、看護基礎教育機関における看護の視点での単純X線画像読影の教育プログラムの開発することである。 この目的を達成するために、2022年では、2021年度での研究結果をもとに、胸部単純 X 線画像の活用度の高い臨床看護師の経験年数が6年目以上の看護師を対象として、どのような視点・目的で、どのような情報と組み合わせて、どのように看護アセスメントや看護ケアを行っているか、その思考過程の詳細を明らかにして、整理、分析する。これによって胸部単純X線画像の看護アセスメントや看護ケアへの活かし方の継続教育や看護師の質の高い看護を提供するための示唆を得ることを本研究の目的とした。 インタビュー調査のため、インタビューガイド作成のために文献検討を行った。胸部単純X線画像は、日本において、循環や呼吸などのアセスメント等に活用している研究はなかった。 文献検討等をもとにインタビューガイドを作成し、調査研究のための準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和4年度に計画していたインタビュー調査について、調査対象者について検討を行ったことに加えて、研究発表の準備もあり調査開始が遅れた。また、収束はしているが、感染症のため調査が困難と判断し実施できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、臨床看護師が単純X線画像をどのように読影し、看護アセスメントや看護ケアを立案しているかについて考察するため、インタビュー調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
国際学会への発表準備や新型コロナウイルスによる影響のため、研修などに行くことができなかった。また、同様の理由で、インタビュー調査ができなかった。新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけも変更になったことから、次年度はインタビュー調査の実施や研修等への参加を予定している。
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