2021 Fiscal Year Research-status Report
途切れないキャリアを目指す「潜在看護師防止プログラム」の開発と評価
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21K10609
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
小溝 早紀 和洋女子大学, 看護学部, 助手 (40882840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 久美子 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (80453455)
小笠原 祐子 和洋女子大学, 看護学部, 准教授 (80404929)
杉山 由香里 富山県立大学, 看護学部, 講師 (70509702)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 潜在看護師 / 復職支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
厚生労働省の推計によると、全ての団塊の世代が75歳を迎える2025年には、200万人の看護職が必要とされる。看護職確保に向け、看護職の定着と離職防止、潜在看護師の再就職支援の強化を施策として提示している。これまでの潜在看護師支援は、潜在看護師の再就職支援、さらに勤務継続のための職場支援が中心に議論されてきた。しかし、潜在看護師の発掘・再就職支援という考え方だけでなく、潜在看護師とならずにキャリアを継続するための支援が求められている。 潜在看護師の発掘は、2014年届出制度義務化後も困難な状況は継続している。また、キャリアを活かした支援は、画一的な支援と異なり体系化することが困難である。 本研究では、潜在看護師を創らない途切れないキャリアを目指す『潜在看護師防止プログラム(Inactive Nurse Prevention Program)』を開発し評価することを目的とする。
2021年度は、第1段階の大規模Web調査に向けて、既存研究のレビューを行った。 また、第1段階では、大規模Web調査を予定していたが、質問紙の作成に時間を要したことから、計画通りに実施することができなかった。現在、質問紙の作成は完了しており、倫理審査委員会の審査を受けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
大規模Web調査に向けた質問紙作成に時間を要した。現在、質問紙は完成しており、倫理審査委員会の審査を受けており、承認後迅速に開始予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理審査委員会の審査通過後、大規模Web調査を行い、①潜在化の要因、②復職阻害要因、③プログラム開発のための説明モデルの設定を行う。 また2022年度に計画していた第2段階である、潜在看護地にならないための、教育機関と臨床が協働し多様な働き方の中で新たな知識・技術を学べるプログラムを開発を行う予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度は、大規模Web調査を予定していたが、質問紙作成に時間を要したため、実施には至らなかった。また必要な機器類の購入を控えたことも研究費用の使用が少なくなった要因であると考える。 今後、研究活動を行うにあたり、予定通りに使用していく。
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Research Products
(3 results)