2021 Fiscal Year Research-status Report
Practical research on the development of team-building support programs that promote the careers of instructors
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21K10610
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
佐々木 史乃 順天堂大学, 保健看護学部, 非常勤講師 (20596332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 淳子 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (50329520)
藤尾 祐子 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (60637106)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 臨地実習指導者 / キャリア発達 / チームビルディング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、チームビルディング理論を活用し、実習指導者が、自己の経験を基盤に看護観を見つめなおし、生き生きと働きながらキャリアを促進できるような具体的な支援プログラムを開発することを目的としている。 チームビルディングとは、チームワークが求められる様々な共同作業の中で内省と傾聴を繰り返すことにより、自己理解や他者理解を深めていくプロセスであり、絆の強いチーム形成を促すことを目的としたアプローチである(北森2008)。近年、企業やスポーツ、教育機関での導入が進められ、医療現場でも効果的な患者ケアのための多職種連携チームづくりにおいてもその成果は明らかであり、個の主体的な学びを仕掛け、チームを促進するという点において優れている組織変革の手法である。 今年度研究進捗は、コロナ禍により、臨地実習の中止や縮小により実習指導者を対象とした研究が行えなかったため、病院組織の1病棟の新人看護師を支援するエルダーとメンターを対象に、ZOOMによるチームビルディング研修を代替として実施した。対象者には、研修前後のチームワーク尺度、研修アンケートを実施し現在集計と分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
対象者を変更し、教育支援プログラム構築のためのトライアル研修を実施した。現在、トライアル研修の成果をまとめ、研修者間で検討を重ねている。よって、本研究は計画通りに進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
研修トライアルの集計と分析を行い、次年度に学会発表を行う。その成果から、チームビルディング理論を取り入れた支援ポログラムノ開発を目指す。研修者間では、リモートによる会議の機会を増やし、効率化を図る。
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Causes of Carryover |
学会参加を予定していたが、コロナ禍により参加を見合わせる事態となったため。また、集合研修を予定していたが、ZOOMによる開催へ変更したため。 次年度は、トライアル研修の成果を国際学会への発表を計画している。さらに、規模を拡大しトライアル研修を行い、教育支援プログラム構築への精度を高める。よって、トライアル研修に要する外部講師委託費や研究協力者への謝金等も必要となる。
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