2021 Fiscal Year Research-status Report
顔面清拭による覚醒効果を活かした看護実践モデルの構築
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21K10633
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Research Institution | Ehime Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
森 敬子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 助教 (40795431)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 ルリ子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (00233354)
徳永 なみじ 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (90310896)
野本 百合子 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (60208402)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 顔面正式 / 覚醒 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「顔面のつぼを刺激しながら顔面清拭を行うことは、大脳の活性を促進し覚醒効果をもたらす」という仮説を立て、顔面清拭の覚醒効果を確認することである。 東洋医学のつぼを刺激しながら清拭するという新たな手法が、大脳皮質血流量を増加させ覚醒を促すかどうかを検証し、大脳が活性化する新たな看護方法開発につなげていく予定である。 令和3年度は、清拭方法の決定のため、皮膚疾患のない成人男女6名程度の被検者に、顔面清拭を行い、自律神経活動の推移(心拍変動解析)、前頭葉の酸化ヘモグロビン値(NIRS)、日本語版UWIST気分チェックリスト、覚醒度(Visual Analog Scale:VAS)を測定する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の対応のため、当初予定よりも研究開始が遅れた。また、人を対象とする実験研究であり、対象者は学生を想定していたこともあり、感染予防の観点から協力依頼ができず、研究は休止状態となった。 実績としては、文献から情報収集を行い、実験のプロトコールを精選した。 今後は、感染予防に配慮しながら実験を実施し、顔面清拭方法の違いによる覚醒効果を確認していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の対応のため、当初予定よりも研究開始が遅れた。また、人を対象とする実験研究であり、対象者は学生を想定していたこともあり、感染予防の観点から協力依頼ができず、研究はほぼ休止状態となった。 今後は、感染予防に配慮しながら令和3年度実施予定であった実験を実施し、顔面清拭方法の違いによる覚醒効果を確認していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度実施予定であった、顔面清拭方法の違いにより大脳が活性化し覚醒が促される効果について明らかにする。新型コロナウイルス感染症予防に配慮しつつ、実験を実施しデータ収集を行い、覚醒効果を検証していく。
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Causes of Carryover |
産前産後休暇、育児休暇の取得に伴い研究を中断・延長したため、研究期間の延長に伴い、研究費の使用も延長した。
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