2023 Fiscal Year Research-status Report
「新人看護師と患者のコンフリクト」に対する教育介入モデルの有用性の検証
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21K10647
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Research Institution | Kyoto College of Nursing |
Principal Investigator |
宇野 真由美 (岩永真由美) 京都看護大学, 看護学部, 教授 (50425047)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西尾 ゆかり 四條畷学園大学, 看護学部, 准教授 (70437169)
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (70508663)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 新人看護師 / 看護管理 / 看護教育 / コンフリクト / 患者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の2023年は、トランプタイプのカードゲームとオンライン版のカードゲームを用いて新人看護師に介入を行い、その効果の実際と比較をする予定であった。しかし、コロナ禍における病院の研究協力が難しいことから、2022年度中に実施するトランプタイプのカードゲームの介入実績数が少なく、2023年は2022年度と同様の計画ですすめた。 トランプタイプのカードゲームの効果は、トーマスのコンフリクトモードの選択と記述された言葉のテキスト解析を用いて評価し、介入による一定の効果が認められたことと、病院の教育担当者から「新人看護師が楽しんでゲームをしながらコミュニケーションをとることができていた」と好評を得た。これらの効果を学術集会で発表および交流会、研修会を行うことで、徐々に新人看護師への教育・研修として受け入れられつつある。 2023年度のn実績については、2024年度、2回の学会発表を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍における病院の研究協力が難しいことから1年の延長をすることで、概ね計画通りに進行しつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に課題を残した、オンライン版カードゲームの介入実施ならびにトランプタイプとオンライン版の比較を2024年度に実行する予定である。 また、本研究計画の総まとめの時期としての振り返りを行いつつ、新たな課題を見出す予定である。
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Causes of Carryover |
本研究の研究対象者は病院に勤務する新人看護師であるが、コロナ禍の影響により、協力者数が少ないまま進行をしていたので、研究効果を証明するために計画に基づく研究協力者数を確保するための延長が認められた。それに伴い、郵送にかかる費用、謝礼、ホームページでの公開、学会活動などにともなう費用が必要となった。
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