2022 Fiscal Year Research-status Report
看護師長による看護師の継続意思につながる基本的心理欲求支援プログラムの開発
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21K10671
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
坂本 貴子 佐賀大学, 医学部, 講師 (90758426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 広美 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (00347709)
村嶋 幸代 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (60123204)
下條 三和 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90586299)
上田 智之 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 准教授 (70586320)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 看護師の定着 / 看護師長 / 基本的心理欲求支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度に妥当性と信頼性がある中小規模病院の看護師長に特化した看護師の職務継続意思に関連する基本的心理欲求を充足する支援行動評価尺度(BPNSAS)を作成した。2022年度は、BPNSASを用いて、看護師長から受ける基本的心理欲求を充足する支援を測定し、看護師の職務継続意思との関連の程度を検証した。その結果、中小規模病院に1年以上勤務する看護師の職務継続意思は、看護師長から受ける基本的心理欲求を充足する支援で、32.4%を説明できることが示された。また、中小規模病院の全病床では、看護師長から受ける自律性を支援する行動、良好な関係性を支援行動、有能感を支援する行動は看護師の職務継続意思と関連しており、中でも、看護師長による自律性を支援する行動と良好な関係性を支援する行動は、看護師の職務継続意思と有意な関連を示した。病床規模別では、99床以下、100~199床の病院では自律性を支援する行動、200~299床の病院では、良好な関係性を支援する行動が看護師の職務継続意思と有意な関連を示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
中小規模病院の看護師長に特化した看護師の職務継続意思に関連する基本的心理欲求を充足する支援行動評価尺度(BPNSAS)を作成して、病床規模別で関連する支援を検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
尺度開発から得た知見をもとにプログラム開発を行う。
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Causes of Carryover |
本年度にプログラム開発を行うために費用を要するため
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