2023 Fiscal Year Research-status Report
遠隔看護を見据えた看護学生のコミュニケーション能力を高める教育方法の開発
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21K10676
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Research Institution | Seisen University |
Principal Investigator |
小林 菜穂子 聖泉大学, 看護学部, 准教授 (80751114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 ゆかり 聖泉大学, 看護学部, 教授 (50320940)
井内 伸栄 大阪信愛学院大学, 看護学部看護学科, 助教 (30701867)
高木 みどり 大手前大学, 国際看護学部, 講師 (90604166) [Withdrawn]
平岡 斉士 放送大学, 教養学部, 准教授 (80456772)
都竹 茂樹 大阪大学, スチューデント・ライフサイクルサポートセンター, 教授 (70467869)
戸田 真志 熊本大学, 半導体・デジタル研究教育機構, 教授 (40336417)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 遠隔看護コミュニケーションスキル / 遠隔看護 / 学習プログラム / VR動画 / e-Learning / 看護基礎教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、看護基礎教育における遠隔看護に必要なコミュニケーションスキルの獲得を目指した学習プログラムを開発し、効果を検証することである。 2023年度は、前年度から引き続き、学習プログラムで用いる教材を作成し、その一部を学会で発表した。その後、研究参加に同意の得られた学生3名にトライアル調査を行った。 その結果、教材1(遠隔コミュニケーションの導入体験の動画視聴)については、参加学生から、VRゴーグルでは閉鎖的なので、マウスで視点が切り替えができる方がよいことや相手の顔と自分の表情を同時にみられる方がよいなどの意見がみられ、視点の切り替えは、基本マウス操作とし、モニター画面は、2者の表情が分かるよう設定することなど基本的な構成を確認することができた。 教材2(e-Learningによる独習)については、課題が達成しないと次のコースに進めない時には学習時間の確保や学習継続への影響があったことが分かった。また、動画提出の課題については、自分の動画をみるのは恥ずかしいが、思ったより自分の声が高い、緊張すると早口になるなどの傾向が分かり、オンライン面談の演習前となり良い経験となったなどの意見が聞かれ、e-Learning教材の内容についても検討すべき内容を確認することができた。 学習プログラムの最後に位置づく、地域住民の方とのオンライン面談では、会話の重なりや、会話の終わり方について確認することが特に難しいなど意見がみられ、遠隔でのコミュニケーションスキルとして強化すべき内容も確認することができた。しかし、参加学生数は少なかったため、参加者数を確保しつつ、教材の一部を改善させた内容で最終調査を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度からの教材作成に時間を費やし、全体的なスケジュールが遅れた。また、研究参加者の確保も困難が時期があり、予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
補助事業期間を延長申請し、令和6年まで継続可能となったため、タイムスケジュールを修正し、研究参加者の条件も見直して、修正した教材での調査を行い、最終的な学習プログラムの提案を目指して進めていく。
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Causes of Carryover |
補助事業期間を延長したため、変更をした。使用計画は教材経費と研究参加者への謝金、成果発表に必要な資料作成や交通費などに使用する予定である。
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