2021 Fiscal Year Research-status Report
術後看護シミュレーションのデブリーフィングにVRを用いた学習支援プログラムの開発
Project/Area Number |
21K10679
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
永井 菜穂子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (10779573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椙田 広明 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (00758740)
大和 広美 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (50807047)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 手術後看護 / シミュレーション / デブリーフィング / VR |
Outline of Annual Research Achievements |
今日の看護教育では、看護専門職としての知識・技術・態度の強化、統合を目指す教育方法の一つとして、実際の臨床の場や患者などを再現したシミュレーションを実施している。学習者みずからのシミュレーションでの経験に基づいて、その経験を主体的に振り返るデブリーフィングを通し、臨床判断力、看護実践力を向上していく。これまでに我々は、臨床判断力育成・強化のために、周手術期看護シミュレーション教育を試行錯誤しながら実施評価し、検討を重ねてきた。近年、看護師のコミュニケーション能力の不足が指摘されている。看護基礎教育において、臨床判断力を養うことに加え、患者中心の看護を提供するために、コミュニケーション力や専門職としての態度の育成が求められている。 今回、我々は検討してきた内容を踏まえ、シミュレーションの中で、対患者コミュニケーションや看護専門職者としての態度を育成するため、VRを用いたデブリーフィングの効果を明らかにし、さらに術後のつらい状況にある患者へ看護専門職としての態度をそなえた臨床判断ができる看護師を目指した学習支援プログラムの開発をすることを目的とする。 2021年度は、術後看護シミュレーション演習のシナリオ、デブリーフィングガイドの作成、このシミュレーションを評価するための術後患者とのコミュニケーション、基本的態度に関するルーブリックの作成に取りかかった。シナリオとデブリーフィングガイドは作成できた。評価に関して、実際にシミュレーションを実施しながら、分担研究者とともに検討を重ねているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
評価に関するルーブリックの作成に時間を要している。そのため進歩に遅れが生じている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、倫理審査と、研究参加者の募集、シミュレーションと撮影・評価を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
次年度は、本年度購入できなかった本研究に必須のカメラ、コンピューター等の備品、シミュレーションに必要な消耗品費、情報収集または発表のための学会参加のための旅費として使用する予定である。
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