2021 Fiscal Year Research-status Report
鏡視下・ロボット手術時の複合傾斜位における手術褥瘡予測スコアの構築
Project/Area Number |
21K10705
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Research Institution | Fukuoka Nursing College |
Principal Investigator |
内田 荘平 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (00807109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末永 陽子 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (00715154)
秋永 和之 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (40807103)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 鏡視下・ロボット手術 / 手術台ローテーション / 複合傾斜位 / 体圧荷重の変化 / 術中褥瘡 / 体圧指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
鏡視下・ロボット手術の増加し、複雑な体圧荷重がかかる複合傾斜位が標準化しており、頻回かつ高度な傾斜変化に伴う体圧荷重部位の広範囲かつ集中化により、術中褥瘡予測が困難となっている。圧迫障害の発生を術前に指標化することにより、ロボット鏡視下手術に適応できる有効な特殊体位のポジショニングと圧迫障害の予防対策を目的として、鏡視下・ロボット手術の術式に適応されている複合傾斜位のポジショニングに対して、手術台可動域内の斜面と身体の領域別の体圧荷重部位の変化の計測を行っている。 計測実験の前段階として、手術肢位は、一般的な基本肢位(ROM)および良肢位をとることが困難な場合であるため、術式、手術体位、手術部位、麻酔、安全対策、感染対策の条件に基づき、手術における関節可動域における良肢位を全身体圧測定ドナーを用い測定した。 その結果、手関節:軽度の背屈位(10~20°)、肘関節:軽度屈曲(体位により90°以内)、肩関節:側方挙上位(0~90°外転)・軽度屈曲、股関節:軽度の屈曲、外転位(10°~30°)、砕石位時は外転40°以内、膝関節:軽度屈曲位(10°~30°)、足関節:中間位であった。手術ベッド上の基本肢位は、麻酔導入および術前無侵襲ポジションとして、仰臥位(頭等位0°横傾斜0°)を基準とした。 プレテストとして、手術基本肢位(0ポジション)および手術良肢位において、手術台ローテーションによる複合斜位の体圧および複合斜位からの0ポジションへの復帰時の体圧変化を分析するため、静止時における体圧分布および仙骨部・肩甲骨部・臀部・踵骨・大腿の経時的な体圧変化の測定を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全身体圧測定ドナーを用い手術術式、手術体位、手術部位、麻酔、安全対策、感染対策の条件に基づき、手術における関節可動域における良肢位について、測定ドナーを用い測定し、手関節:軽度の背屈位(10~20°)、肘関節:軽度屈曲(体位により90°以内)、肩関節:側方挙上位(0~90°外転)・軽度屈曲、股関節:軽度の屈曲、外転位(10°~30°)、砕石位時は外転40°以内、膝関節:軽度屈曲位(10°~30°)、足関節:中間位であることが得られた。現在の測定用ドナーは、人体の部位において、適正な加重バランスで作成している。研究計画の沿って、次のステップとして、身体各部位の体圧測定を行うために背面の皮下組織、脂肪、筋層、骨突出等を作成するため、改良を作成会社と協議しているが、技術的問題、価格等の調整で若干の遅延がある。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、遅延を避けるため、手術により身体組織の一部を失った患者の美容的な措置として、失われた組織をシリコン等で作成して衣服として使用されている。皮下組織に類似するものであるため、その素材を利用する予定で進めており、改良後は、 1)複合傾斜位における連続的な傾斜変化による体圧荷重測定 (1)基準となる手術良肢位の仰臥位、砕石位、側臥位、腹臥位の体圧荷重分布の測定を行う。①仰臥位における体圧荷重の分布基準。②砕石位における体圧荷重の分布基準。③側臥位における体圧荷重の分布基準。④腹臥位における体圧荷重の分布基準。 (2)複合傾斜位における連続体圧荷重の分布変化の測定と解析。①仰臥位基準とした複合傾斜位の連続体圧荷重分布変化の測定。②砕石位を基準とした複合傾斜位の連続体圧荷重分布の変化を測定。③側臥位を基準とした複合傾斜位の連続体圧荷重の分布変化を測定。④腹臥位を基準とした特殊体位の複合傾斜位の連続体圧荷重の分布変化を測定。 2)複合傾斜位における連続的な傾斜変化による体圧荷重分析による仰臥位・砕石位・側臥位・腹臥位を基準とした複合斜位における部位別体圧指標の作成する計画である。
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Causes of Carryover |
全身体圧測定ドナーを用い手術術式、手術体位、手術部位、麻酔、安全対策、感染対策の条件に基づき、手術における関節可動域における良肢位について、測定ドナーを用い測定し、手関節:軽度の背屈位(10~20°)、肘関節:軽度屈曲(体位により90°以内)、肩関節:側方挙上位(0~90°外転)・軽度屈曲、股関節:軽度の屈曲、外転位(10°~30°)、砕石位時は外転40°以内、膝関節:軽度屈曲位(10°~30°)、足関節:中間位であることが得られた。現在の測定用ドナーは、人体の部位において、適正な加重バランスで作成している。研究計画の沿って、次のステップとして、身体各部位の体圧測定を行うために背面の皮下組織、脂肪、筋層、骨突出等を作成するため、改良を作成会社と協議しているが、技術的問題、価格等の調整で遅延が生じ翌年支出となった。
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