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2021 Fiscal Year Research-status Report

Support and Evaluation of Advance Care Planning Implementation for the General Public

Research Project

Project/Area Number 21K10709
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

辻川 真弓  三重大学, 医学系研究科, 教授 (40249355)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松原 貴子  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (40229521)
黒澤 杏里 (犬丸杏里)  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60594413)
玉木 朋子  三重大学, 医学系研究科, 准教授 (60755768)
船尾 浩貴  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60804268)
竹内 佐智恵  三重大学, 医学系研究科, 教授 (80276807)
武田 佳子  三重大学, 医学部, 助教 (80581199)
坂口 美和 (荒木美和)  三重大学, 医学系研究科, 准教授 (90340348)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywordsアドバンス・ケア・プランニング / 人生会議 / 健康な時期 / 一般市民 / 意思決定支援
Outline of Annual Research Achievements

人生の最終段階における医療の決定プロセスでは、患者と家族そして医療者が治療・ケアについて話し合う必要がある。しかし、最期の時が近づくほど話し合いは難しくなる。「もしものこと」について日頃から考えておく必要があると感じていても、実際に話し合っている人は、一般国民の2.7%とされている。最近では、健康な時期におこなうアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を「人生会議」と称し、厚生労働省もこれを推進している。
本研究では、「人生会議」に関心をもつ市民を対象に、ACPに関する勉強会を企画・実施する。勉強会と研究者からのサポートにより、参加者は、①自分にとって大切なことは何かを考え、②「人生会議」のメンバーを決め話しあい、③必要に応じて医療・介護チームに伝える。参加者は、他の参加者の様々な意見や価値観に触れるとともに、自身の「人生会議」を進めていくことを目標とする。
本研究の目的は、一連のプロセスによるACP遂行率を明らかにすることである。さらに、ACPを進める上での困難な点、必要な支援を明らかにするとともに、参加者の感想や死生観変化等からACPが与える影響を捉えることである。
ACPに関する研究は、病気や病状に応じたACPや、死が近づいた時のACPに関するものが中心である。健康な時期に行うACPについては、わが国では、様々な取り組みが始められているが、研究的に取り組み、その課題や成果を可視化する研究は少ない。
本研究は、健康な時期におこなう一般市民のACPを促進する取り組みであり、この取り組みを通して、健康な時から行うACPの課題や支援の在り方を明らかにできるというところに、研究の独自性があると考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

今年度は、健康な時期から始めるACPに関する先行研究を収集・検討し、勉強会プログラムを確定すること、そして倫理申請を行うともに、勉強会活動を開始する予定であった。
文献検討は、ほぼ予定通り実施できたが、COVID-19感染症の感染拡大に伴い、市民向けの勉強会活動は、現時点では対面による開催が難しいことから、開催方法等について確定が出来ていない状況にあった。
一方、勉強会においては、参加した市民が「人生会議」の重要性を認識することを目的とした動画視聴が有効と考え、研究計画の時点では予定していなかったが、今年度は動画の作成作業を進めてきた。
以上のことから、研究全体の進捗としては、COVID-19感染症の感染拡大による影響で、市民を対象とした勉強会活動が難しく、やや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

感染状況に配慮しながら、人生会議を推進する市民向け勉強会プログラムと開催方法を決定する。倫理委員会の承認を得た上で、勉強会活動を開始する。対面での実施が望ましいと考えるため、対面の方向性で進めるが、どうしても困難な場合にWEBによる開催も取り入れることも検討する。
昨年度より製作している「人生会議」の重要性を伝えるための動画も今年度完成させる予定である。

Causes of Carryover

本研究では、一般市民を対象としたACPを推進する勉強会活動を実施する取り組みであるが、COVID-19による感染拡大が継続したため、それを開催できなかった。また、研究者はすべて医療職であり、学会への参加制限があり、出張旅費等の支出が少なかった。これらについては、今後開催する勉強会費用および成果発表に使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 保健医療福祉職を対象としたAdvance Care Planning(ACP)を促すワークショップの評価2021

    • Author(s)
      辻川 真弓, 犬丸 杏里, 坂口 美和, 船尾 浩貴, 武田 佳子, 玉木 朋子, 竹内 佐智恵
    • Journal Title

      Palliative Care Research

      Volume: 16 Pages: 215-224

    • DOI

      10.2512/jspm.16.215

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2022-12-28  

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