2022 Fiscal Year Research-status Report
患者の個別性をふまえた術後疼痛経過の予測モデル構築に関する研究
Project/Area Number |
21K10720
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
井川 由貴 山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (20453053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 奈央 山梨県立大学, 看護学部, 講師 (30509427)
高取 充祥 山梨県立大学, 看護学部, 助教 (60781383)
遠藤 みどり 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (90279901)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 周術期看護 / 術後疼痛管理 / 看護実践の向上 / 看護の質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「患者の個別性をふまえた術後疼痛経過の予測モデル構築に関する研究」をテーマとして、個別的要因の影響を受け変化する術後疼痛の経過をモデル化することを目的としている。2022年度は、前年度実施した先行研究のレビュー、およびパイロットスタディの調査研究を実施・報告した(日本看護科学学会2022, EAFONS 2022にて発表)。その結果をもとに本調査項目の洗練作業を行い、今年度は調査実施を行った。 調査予定の6施設での多機関共同研究実施に向けて、倫理審査申請を行い、承認(1施設は2023年度承認予定)を経て調査を実施し、おおむねデータ取得済みである。調査結果の概要は以下の通りである。 A施設:看護師47名・患者データ70例、B施設:看護師30名・患者72例、C施設:看護師40名(患者データ未取得)、D施設:看護師20名(患者データ未取得)、E施設:看護師36名、患者70例、F施設:倫理審査申請中。2021年度の研究倫理審査のガイドライン改定により、多機関共同研究・中央一括審査の認識や組織準備状況が施設により異なり、申請・承認を得るまでのプロセスに時間がかかった。現在、得られたデータを整理しているが、結果は12月に学術集会にて中間報告を行う予定(質的調査研究・量的調査研究としてまとめている)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ収集の途中段階であるが、データ収集を予定していた6施設のうち5施設での研究実施許可が下り、すでに調査を実施、あるいは終了している施設もある。 倫理審査申請が滞っている1施設と、データ収集に時間のかかる患者情報(電子カルテからの閲覧・転記入力)が予定よりやや遅れているものの、研究全体の進捗としてはおおむね順調である。得られた結果も中間報告として学会発表できる見込みから、上記の区分とした。
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Strategy for Future Research Activity |
4~6月:共同研究者間で研究全体の進捗共有、中間報告の演題登録、残りの患者調査(C施設、D施設)、F施設の倫理審査承認 7~9月:すべてのデータ収集完了調査依頼② 9~12月:データクリーニング、中間発表(日本看護科学学会、EAFONS予定) 1~3月:分析、考察
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Causes of Carryover |
予定していた調査対象施設6施設のうち、1施設は倫理審査の承認が得られていない。加えて3施設は患者データの取得が途中段階である。次年度使用額は、2022年度の終了する予定であった調査を今年度実施するにあたっての物品・旅費・謝金等に充てる。
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