2021 Fiscal Year Research-status Report
The system construction of patient reported outcome for beneficial home care supports of gynecologic cancer survivors
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21K10742
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
伊豆倉 理江子 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (80805292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 由美子 宮崎大学, 医学部, 教授 (30432925)
山下 貴範 九州大学, 大学病院, 助教 (00807381)
平田 明恵 九州大学, 大学病院, 助教 (60890671)
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 教授 (60325529)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | PRO / ePRO / 婦人科がん |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、婦人科がんサバイバーに対する継続的な療養支援の向上を目指し、①継続的にPROを評価・収集できる電子版PRO (ePRO)と医学的指標を併せて総合評価が可能な「婦人科がんサバイバー評価システム」の開発と、②療養期における婦人科がんサバイバーのPRO(症状・機能・QOL)の時間的変化に関連する影響要因を探索的に検討することである。 本年度は、対象とするがん種と療養期において評価が必要な医学的指標やPRO尺度の選定を目標とした。本研究では療養期を退院日から12ヶ月目までと定義した。具体的には、過去の学術論文等から婦人科がんサバイバーに関するPRO尺度を整理し、療養期において使用可能なPRO尺度を数種類見当をつけた。そして、対象施設の病院情報システムに保有されている診療情報(検査情報などの構造化データ、看護記録などの非構造化データ)を用いた後ろ向き調査を実施し、テキストマイニング法を含む統計学的手法を用いて選定したPRO尺度の整合性や測定間隔の検討を開始した。 次年度は、解析結果をもとにPRO尺度や療養期における測定間隔を決定するとともに、文献や先行研究をもとに電子端末を用いたPRO評価において想定される課題や問題等を整理し、ePRO評価システムの開発に向けて検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
診療記事を含むテキスト情報を病院情報システムから抽出する作業が複雑で、かつ収集した情報量が多くデータの整理(データセットの作成)に時間を要しており、解析まで至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度後半にePRO評価システムの開発を開始できるよう、前半でPRO尺度や測定間隔の整合性を評価するため解析を進めるとともに、電子端末上でのPRO測定において想定される課題や問題等を整理していく。
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Causes of Carryover |
次年度のePRO評価システム開発において、アプリケーション化することも視野に入れたうえでシステム開発に資金を費やす予定としている。
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