2021 Fiscal Year Research-status Report
精神科訪問看護ステーションにおける災害の備え評価尺度の開発
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21K10745
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Research Institution | Aomori University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
清水 健史 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (80438077)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 眞須美 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (40457742)
大崎 瑞恵 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (70525948)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 精神科訪問看護ステーション / 災害 / 備え / 評価尺度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、災害時に精神科訪問看護ステーションの看護スタッフが地域で生活している精神障害者を支援する際の事前の備えを測定する評価尺度を作成するものである。 これまで精神科病院を含めた病院組織での災害の備えについては検討されてきたが、精神障害者を対象とした訪問看護ステーションにおける備えについての検討はなされてこなかった。 そこで、本年度はこれまで訪問看護ステーションにおいてどのような災害への対策および備えがとられていたのかについて文献検討を行い、基本的な備えの状況や困難などを明らかにした。その後、精神障害者を対象とした訪問看護ステーションの災害の備えの評価尺度原案を作成するための面接調査に必要なインタビューガイドの精選を行った。 これらの結果を踏まえ、所属機関の研究倫理委員会に申請を行い、研究実施の承認を得た。また、研究対象となる地域の訪問看護ステーションのリストを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により地域で活動している訪問看護師への対面での聞き取りが制限されてしまったこと。本務である講義における授業方法の変更への対応や、臨地実習が行えない際の学内での代替の演習プログラム作成について多くの時間を費やしたこと。以上の理由により、当初の計画より遅れることになった。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き新型コロナウイルスの影響により対面での面接調査が困難であることが予想されることから、WEBを用いた面接調査を計画・実施する予定である。その結果を踏まえて、評価尺度の原案を作成する予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から研究対象地域へ訪問することができなかった。このことから旅費の執行が行われなかった。そのため、予算の執行額が大幅に減少することとなった。次年度は、コロナ禍の状況を踏まえて、訪問・対面にて面接調査を行う予定としているが、同時にWEBを用いた面接調査を併用する予定である。
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