2021 Fiscal Year Research-status Report
神経性やせ症への認知行動療法における認知機能改善療法併用の効果検証
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21K10764
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
沼田 法子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任助教 (10725253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松澤 大輔 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任准教授 (10447302)
久能 勝 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任助教 (20802573)
中川 彰子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 教授 (70253424)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 神経性やせ症 / 認知機能 / 思考スタイル / セットシフティング / セントラルコヒーレンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本試験の目的は、神経性やせ症の患者に対する介入を早期に行い、思考スタイルを改善させ、それにより問題の長期化(慢性化)を防ぐことである。欧米では、ANに対し、上記2つの認知機能の改善を目指した認知機能改善療法(CRT)がCBT導入のための補助的介入として試みられ、その有効性が実証されている。しかし、日本におけるANに対するCRTの試みはほとんどない。そこで、最終的には、CRTにCBTを導入する併用療法とCBT単独療法における治療完遂率や治療効果をランダム化比較試験で実証し、日本においてもCRTは、ANのCBT導入への補助的療法となりうるか検証すること、また、CRTが持続可能で汎用的なANの治療法の選択肢のひとつとして定着させる一助としたい。 今回は、ANのCRTが安全性と有効性をもって実現可能であることをランダム化比較試験で実証することを目的とする。神経性やせ症の患者に対し、対面またはテレビ会議システムを利用した遠隔の認知機能改善療法(CRT)を通常診療に加えて実施する群(CRT群)は、通常診療のみの群(TAU群)と比較し、主要評価項目のWCST及び副次評価項目であるEAT-26、HADS、PedsQL、EQ-5D-5Lなどの有意な改善を探索的に検討することを目的とする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目は研究計画立案、倫理審査の承認を得て、介入のための準備を整えた。
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Strategy for Future Research Activity |
2年度はリクルート範囲を小中高の学校にも拡大し、参加者を募り、介入に専念する。
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Causes of Carryover |
初年度は計画立案と倫理委員会の承認を得ること、介入の準備を行ったため、人件費の支出がなかったが、2年度はリクルートと介入に専念するため、その分の人件費の支出が多くなると考えられるため。
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