2022 Fiscal Year Research-status Report
シャント血流音から狭窄を評価する機器の開発に関する基礎的研究
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21K10775
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Research Institution | Oita University of Nursing and Health Sciences |
Principal Investigator |
田中 佳子 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (70550804)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | シャント血流音 / 周波数特性 / シャント血管の異常 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、血液透析のシャント血流音からその狭窄の程度を判定する機器のデモ機を作成することである。 2022年度は、COVID-19の影響でデータ収集ができなかったため、本研究のプレ調査として2020年度までに縦断的に収集したシャント血流音の周波数につ いて分析を行った。シャント血流音の周波数特性や、シャント造設後の時間経過に伴う特徴的な周波数特性を見出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は、COVID-19の患者数がまだ多く、透析を行う患者を対象にするデータ収集は難しい状況であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に取り組んだ研究について、シャント血流音に影響する要因、シャント造設からの時間経過に伴うシャント血流音の特徴や、シャント血管の異常を事前に予測する基盤の研究とする。 また、透析施設の協力が得られれば、血液透析患者のデータ収集を行う。
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Causes of Carryover |
2022年度は、透析施設でのデータ収集ができず、予定していた使用額より大きく下回った。本助成金は、2023年度以降、データ収集行う際の研究協力者への謝礼や論文投稿料などとして使用する計画である。
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