2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of remote support program to improve sleep quality and fatigue in patients with Sjogren's syndrome
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21K10778
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
宮内 清子 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (40459649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 薫 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (10310476)
阿部 貴行 横浜市立大学, データサイエンス学部, 准教授 (10594856)
武井 正美 日本大学, 医学部, 教授 (30179600)
小森 香 高知大学, 医学部, 特任助教 (90769647)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 臨床看護学 / 生涯発達看護学 / 睡眠 / 疲労 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、療養支援プログラム作成のニーズ調査のスタートとして、シェーグレン症候群患者の診療にたずさわる医療従事者に対し、患者の療養生活の実態について話を聞くというフォーカスグループインタビューを行った。インタビュー対象者は、患者の診療や保健指導に携わってきた内科医・歯科医師・眼科医師・臨床心理士とした。対象者は分担者である患者会の代表から紹介を受け、インタビューは代表者が実施した。感染症の対策のためWEBを用いた半構造化面接とし、内容は、インタビューガイドに基づき参加者にインタビューした。発言について参加者間で多様な意見を抽出するために討論の時間を設けた。内容「COVID-19の影響による受診状況の変化はあったか(各診療科)」、「定期受診の間隔・回数・通常診療時間・訴えの内容の変化の有無と内容」「患者の生活に変化があったと感じたか、それはどのようなことから感じたか(各診療科)」「患者は、今後の生活で医療者に何を求めてくると予測されるか、従来のニーズと新規のニーズは何か」について各専門分野の考えを聞いた。結果は、感染症の影響から、無駄な外出を控え、時間の制約を受けることが減り、通勤のストレスや対人関係のストレスが緩和されたことから、従来の療養生活に悪い影響はなかった様子が聞き取れた。今後、質的分析を実施し、ストレスのない療養生活の実際について具体的なニーズ抽出を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の予定として、医療者に対するグループインタビューを実施することになっていた。感染症の懸念もあり遠隔でのグループインタビューを実施し、対面に比べ地方の対象者も参加しやすい環境にあった。また倫理審査の承認も比較的スムーズであり、予定通りの実施が可能であった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度実施した、グループインタビューを論文としてまとめ、次年度の患者アンケートの作成の参考とする予定である。患者に対するアンケートを作成し、患者が求める教育プログラムのニーズを明らかにし、本来の目的である教材作成に取り掛かる予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は、グループインタビューの予定で参加者の旅費を計上していたが感染症予防のためWEBでのグループインタビューに変更したため次年度への使用額が生じた。また、そのほかの打ち合わせ旅費や必要経費も出張の制限から縮小せざるを得ないために次年度への使用額へと繰り越すことになった。
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