2023 Fiscal Year Research-status Report
看取りケアに必要な臨床推論力を育む仮想空間コミュニケーション教材の開発と評価
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21K10802
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
糸島 陽子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (70390086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 宣慶 滋賀県立大学, 工学部, 准教授 (00433699)
植村 小夜子 佛教大学, 保健医療技術学部, 教授 (10342148)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 看取りケア / 臨床推論力 / アバター / 教材開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
R5年度はプレ調査の結果をふまえ、PC接続型HMDからスタンドアロン型HMDに変更してアバターの姿勢の精度をあげるとともに、ベッド挙上など安楽なケアの実施ができるような設定を追加した。 また、調査時期を入職してから夜勤に入る前を想定していたが、看取りを体験する時期を加味して、1年目の3月~2年目の5月に調査時期を変更して調査中である。
デブリーフィングでは、まず「何を見たのか」を書きだしてもらい、その後、実施画像を見ながら、その行動の理由(感じたこと、考えたこと)を説明してもらった。デブリーフィングでは、研究者と1対1でするよりも1対2(研究協力者)でする方が自分とは違う他者の対応を見て、臨床判断の幅が広がるとの意見もみられた。
VR教材の評価については、日本看護科学学会にプレ調査を発表し意見交換を行ったり、日本看護シミュレーションラーニング学会学術集会などに参加して情報収集を行った。また、ハワイ大学シミュレーションセンターにおいても評価方法やフィードバック方法について確認を行い、デブリーフィング方法の参考にしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プレ調査の結果を受けVR教材を修正したことと、看取り体験を加味して対象者の選定を1年目の3月~2年目の5月に変更したため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度では、現在8名の調査が終了しているが、引き続き調査を実施していく予定である。第1回目の調査結果をふまえ、第2回調査は、6月~9月で実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
調査時期を変更したため、研究協力者への謝金、テープおこし、調査報告書作成に関する経費が未使用となった。
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