2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of care programs for to prevent PICS of ICU delirium patients
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21K10803
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
山田 親代 京都府立医科大学, 医学部看護学科, 助教 (60826733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩脇 陽子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80259431)
森本 昌史 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (10285265)
室田 昌子 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (80610641)
山中 龍也 京都府立医科大学, 医学部, 特任教授 (20323991)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ICU / せん妄 / 集中治療後症候群 / PICS |
Outline of Annual Research Achievements |
ICU(Intensive Care Unit)を退室した患者は、PICS(Post Intensive Care Syndrome)と言われる精神障害や認知障害などの後遺症が出現することがある。とりわけ、せん妄をおこした患者は退院後にQOLが低下すると言われており、PICSの症状に苦しむものも少なくない。本研究はICUを退室し、せん妄を発症した患者の退院後のQOL、ADLの変化を調査し、PICSの実態を明らかにする。その後、せん妄患者に対するPICS予防のための改善プログラムを開発し、PICSの予防、早期回復を目指すものである。 研究は3段階に分けて実施予定であり、【研究1】では心臓または血管手術を受け、術後にICUに入室した患者に入室前、退院後。6か月後、12か月後にSF-36を用いたアンケート調査をし、せん妄患者と、非せん妄患者に分けて、各群それぞれに統計学的解析を行う。【研究2】ではせん妄患者に対するQOL、ADL改善し、PICSを予防するために入院中から退院後にかけてのケアプログラムの開発を行う。【研究3】では【研究2】のケアプログラムを実施し、ケアプログラムの介入群と非介入群に分け、再度【研究1】と同じ調査を行う。 令和3年度は【研究1】を実施した。心臓または血管手術を受け、術後ICUに入室した患者にSF-36を用いたアンケートを配布している。入室前、退院後。6か月後、12か月後のアンケートの回収が途中段階であるため、まだ明らかな結果を示すことができていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響により予定されていた手術が中止や延期になり、対象患者が減ってしまい予定数に達していない。
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Strategy for Future Research Activity |
【研究1】に並行しながら、【研究2】のケアプログラム開発研究を実施していく
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Causes of Carryover |
令和3年度はCOVID-19の影響で対象患者数が少なく、目標数に達しなかった。そのため、令和4年度中に目標を達成する予定である。そのため、今年度はデータ入力に必要なPCやソフトが必要である。
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