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2021 Fiscal Year Research-status Report

Effect of nursing based on visual-narrative approach in seclusion room

Research Project

Project/Area Number 21K10811
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

長山 豊  金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (10636062)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長澤 達也  金沢医科大学, 医学部, 講師 (10334773)
田中 浩二  金沢大学, 保健学系, 教授 (40507373)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywordsビジュアルナラティブアプローチ / 共同関係 / 回復や成長のプロセス / 相互性
Outline of Annual Research Achievements

ビジュアルナラティブアプローチに関する国内外の文献に基づき、情報収集を行った。保護室を長期的に使用している患者は、援助者である看護師と共通理解を深めることができるような相互作用、コミュニケーションを継続的に保持することが困難である。患者にビジュアルナラティブアプローチの研究手法に基づいて、描画を通して看護者が相互交流を行う場合、患者の人生に関する物語の1場面を象徴する場面が表現され、看護者との普段のコミュニケーションとは異なった展開が生じることが予測される。患者の描画を通して看護者が相互作用を展開することにより、患者と看護者が共同作業で物語を紡ぎ出すことを促進することが先行研究より示されている。例えば、自分の思いを表現せず、気持ちを閉ざしている人に対してビジュアルナラティブアプローチを用いて介入した結果、描くモチーフや表現様式の変化を分析していくと、その人の回復や成長のプロセスが示されており、言語的な自己表現を補強する物語が創生されていた。徐々に対象と看護者との相互性が生まれることも指摘されていた。保護室を長期的に使用している精神疾患患者は、自閉性や認知機能障害によって自己の精神内界を表現できず、看護者にとって対象理解を困難にさせる場合が多く、ビジュアルナラティブアプローチは新たな患者の物語に触れる機会を創出することに寄与すると考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究計画の修正のための情報収集を行うことができたが、研究対象施設におけるデータ収集のための調整は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

研究計画の倫理審査承認後、研究対象施設にてデータ収集を行うための調整を行う。研究対象施設の対象病棟にて、ビジュアルナラティブアプローチに関する介入方法の共通理解及びデータ収集時の方法について周知を図るため、対象病棟での学習の機会及び説明会を実施する予定である。研究対象施設の対象病棟での研究計画実施の準備が整い次第、データ収集を実施する。

Causes of Carryover

コロナ禍により情報収集のための学会参加がなく、研究計画の実施も次年度以降になり、データ収集の謝礼品、外注費(逐語録)、学会発表旅費などを使用することができなかったため、次年度使用額が生じた。
2022年度はデータ収集の謝礼品、外注費(逐語録)、学会発表旅費、英文翻訳料等に使用する。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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