看護基礎教育におけるシミュレーション型アレルギーケア学習モデル構築への基礎的研究

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 21K10815
• Research Institution: Konan Women's University
• Principal Investigator: 池田 七衣 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (80584549)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 山中 純瑚 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (90300318)
• Project Period (FY): 2021-04-01 – 2025-03-31
• Keywords: アレルギー看護 / 基礎看護教育 / シミュレーション教育

Outline of Annual Research Achievements

アレルギー疾患と共に生きる患者の増加、または、薬剤等による急性アレルギー反応等の存在を鑑みると、看護職において、アレルギーの知識や看護の学習は重要なものであろう考える。本研究では、看護基礎教育におけるアレルギーケア教育の充実を図るため、アレルギーケア学習モデルの構築を大きな目的とする中で、まずは学習モデルの基礎となるプレモデルを作成し、それを評価することでアレルギーケア学習モデル構築への礎を得ることが目的である。昨年度の文献調査においては、アレルギーケアと基礎教育をリンクさせた報告はとぼしく、さらに、アレルギーケアを看護実践と結びつけた学修への取り組みがうかがえる報告は非常に乏しい現状であった。前年度に倫理審査申請を予定していたが、現状として予定より遅れている。今年度はすでに関係者による研究ミーティングも持てているので、前半までに計画の精度を上げ、倫理審査を受け、具体的な調査に着手する予定である。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID19による本務への影響から時間の確保が思うようにできなかった事実がある。また、学術集会の参加が難しく情報収集のリソースも足りていなかった。

Strategy for Future Research Activity

今年度入り、研究計画についてのミーティングを2回重ねており、計画の具体的に進めることができている。文献検討を最終段階としてまとめ、その上で倫理審査を受審する予定である。

Causes of Carryover

2021年度に計画通りに研究計画を進めることができなかったため、交付金を使用しておらず、2022年度に使用することとなっている。