2021 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the concept of paternal-child bond (bonding) and its mechanism of early disorders
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21K10833
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
鈴木 大地 神奈川工科大学, 健康医療科学部, 助教 (50835832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 優紀子 城西国際大学, 看護学部, 教授 (10706732)
大田 えりか 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (40625216)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 父親のボンディング / スコーピングレビュー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、未だ明らかにされていない『父親のボンディング』に対して①スコーピングレビューを基盤とした父親のボンディングの概念分析、②インターネット調査による父親のボンディング測定尺度の開発、③開発した尺度を用いたインターネット調査による、父親のボンディングの形成過程とその障害メカニズムの解明の3つのStepを実施することで、父親を含む包括的な子育て支援につながる知見を得るものである。 現在、研究①のスコーピングレビューを実施し、「父親のボンディングとは何か」「父親のボンディングの概念構成要素は何か」というリサーチクエスチョンを基盤に、現存する研究を網羅的に収集を行い、3777本の論文が収集された。39本の論文について文献内の記述を検討し、父親のボンディングに関するキーワードの抽出とカテゴリー化が完了している。また同時に②の調査に向け、研究①で得た結果を基盤とした調査項目の設定を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究①のスコーピングレビューの実施が完了し、現在論文投稿中である。また同時に父親のボンディング概念モデルの作成や、尺度開発に関わる調査項目の選定等を実施し始めており、申請時の研究計画から大幅な修正等が生じていない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は、研究①のスコーピングレビューの結果から抽出したキーワードとカテゴリーを基に、父親のボンディング概念モデルの作成を引き続き実施していく。同時に、研究②の尺度開発のためのインターネット調査に必要な質問項目の制定と、調査の実施、尺度の素案を完成させる。 令和5年度には、父親のボンディング測定尺度の開発ならびに、研究③の父親のボンディング形成課程と障害メカニズムについての調査を、交付申請書記載の予定に沿って実施していく。
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Causes of Carryover |
初年度必要経費(物品購入+研究分担者配分)を予定通り遂行したが残金が生じた。また次年度からはインターネット調査等に金額を要するため、残金を繰越、次年度以降の調査費用、物品購入に充てる予定である。
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