2023 Fiscal Year Annual Research Report
The role and function of nurses on transitional care for Prader-Willi Syndrome in oral health care
Project/Area Number |
21K10844
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Research Institution | Fukuoka Nursing College |
Principal Investigator |
飯野 英親 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20284276)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青野 広子 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (50733870)
中村 加奈子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (90584516)
永野 英美 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (00946668)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | プラダー・ウィリー症候群 / 養育者 / 口腔ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、PWSを有する児の口腔健康を目指して、外来の口腔ケア・医療におけるトランジション(移行)医療を適切に支援するために、PWSを養育する養育者が希望する外来における看護師の役割について明らかにすることである。 主に福岡県・山口県内に在住するPWS児を養育する7名の養育者を対象に、外来における口腔ケアの受診状況、外来看護師に希望するケア、役割についてインタビュー調査を実施した。得られた回答は逐語録をもとにカテゴリーに分類した。 対象の養育者は、母親5人、父親2人、平均年齢:53±4.8歳、現在も就業中の人4人,専業主婦3人。トランジションの類型は、日本小児科学会の「小児期発症疾患を有する患者の移行期医療に関する提言,2014.」をもとに分類した。対象者8名について、1型「完全に成人診療科に移行している(移行する)」、2型「小児科と成人診療科の両方に受診している(受診する)」、3型「小児科だけに継続して受診している(受診する)」の3類型に区分した。1型パターン4/7人(57.1%)、2型2/7人(28.6%)、3型1/7人(14.3%)の状況だった。療育センター等の障害児歯科を受診経験者は6/7人(85.8%)だった。また、う蝕予防目的のフッ化物塗布者は6/7人(85.8%)だった。 PWS児の養育者が回答した語りの内容を分析した結果、「8つのサブカテゴリー」、【3つのカテゴリー】に分類できた。カテゴリーは【PWSの疾患特徴に基づき児の主体性を支える】【看護師間、看護師と医師間で情報を共有して情報を歯科診療支援へ生かす】【外来診療での児の安全を守る】に分類できた。
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