2023 Fiscal Year Research-status Report
助産師のための災害時母子支援スキルアッププログラムの開発
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21K10866
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
早瀬 麻子 佛教大学, 保健医療技術学部, 講師 (10511909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
南嶋 里佳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10783764)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 災害支援 / 災害への備え / 助産師 / 大学生 / 災害リテラシー / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
研修評価ツールとして使用するための災害リテラシー尺度日本語版の開発に取り組んだ。中国語版からの順翻訳と逆翻訳を踏まえて、研究者で討議の上、災害リテラシー尺度日本語版を作成した。この質問紙を元に、WEBアンケート調査を実施。大学生387名、助産師133名からの回答を得た。現在、結果の分析を進めているが、今後はAMOSなどの構造方程式モデルのソフトを用いて、確証的因子分析をし、尺度を完成させ公表予定である。また、助産師向けの災害支援研修については、オンデマンド研修の内容を抽出し、「災害時の母子支援のための基礎知識」、「災害時の避難所運営の実際(母子が安心・安全に過ごす為に)」、「災害時の母子支援の実際と助産師の役割」、「周産期における災害時の多職種連携」、「災害ボランティア助産師として活動するために」などを予定し、動画作成準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定を変更して研修評価ツールの作成を優先させた。したがって、最終ゴールである助産師のための災害研修までは実施できず当初の予定より進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、研修評価ツールを完成させると同時にオンデマンド研修を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響で医療従事者である講師の確保が難しく、災害研修が先送りとなった。また、研修効果を測定する評価指標の作成を優先させることに計画変更したため、予算の使用を次年度に繰り越しした。助産師のための災害研修計画に使用予定である。
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