2021 Fiscal Year Research-status Report
妊娠期から産褥期の母親による歌唱の胎児・新生児への愛着促進の効果
Project/Area Number |
21K10868
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Research Institution | Shitennoji University |
Principal Investigator |
宮本 雅子 四天王寺大学, 看護学部, 准教授 (00413245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西頭 知子 摂南大学, 看護学部, 准教授 (90445049)
石上 浩美 奈良佐保短期大学, その他部局等, 准教授 (00594144)
町浦 美智子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (70135739) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 妊娠 / 母親 / 新生児 / 歌唱 / 愛着 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は,歌唱を行うことによる母子への愛着や,その後の出産・育児への影響についてどの程度のメリットがあるのか,コロナ禍における実践可能性について,研究計画立案と研究分担者とのオンライン会議を実施した。会議に必要な経費を研究分担者の分担経費で購入した。オンラインでの母子への歌唱の介入には,現実的な実践面での問題があり,「歌を歌う」行為や音楽に対する感性はオンラインでは伝わりにくいことが挙げられた。本来は,対面で集団での歌唱の即時的な効果も調査を行いたかったが,コロナ禍で対面で集団で歌唱する行為は,感染の危険があり,対面での介入研究の開始目途はたっていない。妊娠中から産後の母子が「なぜ歌を歌う行為が母子の愛着につながっていくのか」,対象者が理解した上で歌唱を個別で行っていく必要がある。2022年度は,引き続き研究の実行可能性について検討し,オンラインによる配信型研究調査として実施していくことで,研究協力者と調整している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍により,本来対面で実施する妊婦や母親の集団歌唱の再開目途が立っていない。また,オンラインによる介入効果について疑問があり,引き続き文献検討や研究者間,研究協力者との検討が必要である。2022年度には,オンラインでの予備研究を実施する方向で,実践可能な研究計画立案を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究者間でのオンラインによる実践可能な研究計画書立案と,予備研究を実施する。対象者が妊婦だけだと人数が不足することが予測されるため,産後の母子に対して実践可能か,研究協力者と検討する機会をもち,協力を依頼する。研究計画書を上半期に仕上げ,研究倫理審査の後,下半期で実践し報告する予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度は,コロナ禍により対面での研究実践ができなかった。オンラインで行うことにも問題があり,検討が必要となり現在も研究者,研究協力者間で検討中である。2021年度に実施する予定であった妊婦,または母子への歌唱の介入を,2022年度に再検討し,研究計画立案,予備研究を実施する計画を立てている。
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