2021 Fiscal Year Research-status Report
Clarification of the Acquisition Process of Social Group Life Skills for Children with Food Allergies and Creation of Support Programs
Project/Area Number |
21K10927
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Research Institution | Seisen University |
Principal Investigator |
鈴木 美佐 聖泉大学, 看護学部, 准教授 (10633597)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
布井 雅人 椙山女学園大学, 人間関係学部, 准教授 (20773625)
流郷 千幸 聖泉大学, 看護学部, 教授 (60335164)
平田 美紀 聖泉大学, 看護学部, 准教授 (90614579)
村井 博子 聖泉大学, 看護学部, 講師 (90782649)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 食物アレルギー / 思春期 / 療養行動 / 社会的集団生活スキル |
Outline of Annual Research Achievements |
学童後期・思春期にある食物アレルギー児の療養行動の自立・自律のためには,食物アレルギーの疾患管理のための知識の獲得やセルフケア能力を高めることだけではなく,子どもが自身の属する社会的集団生活のなかで,肯定的な自己像を基盤とし“食物アレルギーをもちながらもうまくできる”と感じて健康に生きることができるために必要な社会的集団生活スキルを獲得することが重要である. 本研究は学童後期・思春期にある食物アレルギー児に求められる社会的集団生活スキルの獲得過程の解明と,そのサポートプログラムの構築を目指し、2021年度~2024年度にかけて【①学童後期・思春期のFA児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】,【② 研究①の結果を踏まえた社会的集団生活スキル尺度の開発】,【③ 学童後期・思春期の食物アレルギー児の社会的集団生活スキル獲得のためのサポートプログラムの構築】の課題に取り組む. 研究初年度の2021年度においては、【①学童後期・思春期の食物アレルギー児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】の実施準備を進めた。学童後期・思春期にある食物アレルギー児が、自身の病気の療養行動をとりながら社会的集団生活を営むために必要なスキルについて、インタビュー調査で明らかにするために、アレルギー疾患を含む慢性疾患をもつ学童後期・思春期の子どもを対象とする療養行動に関する研究論文について文献検討を進め、インタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成に取り組んでいるところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究初年度である2021年度においては、【①学童後期・思春期の食物アレルギー児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】の実施準備を進めた。学童後期・思春期にある食物アレルギー児が、自身の病気の療養行動をとりながら社会的集団生活を営むために必要なスキルについて、インタビュー調査で明らかにするために、アレルギー疾患を含む慢性疾患をもつ学童後期・思春期の子どもを対象とする療養行動に関する研究論文について文献検討を進め、インタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成に取り組んでいる。 しかし一方で、研究対象者のリクルート方法・リクルート先候補に一部再検討や修正が必要な状況となったため、倫理審査委員会の審査申請に遅れが生じ、実際の調査への着手に至っていない状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在実施している文献検討から、学童後期・思春期にある食物アレルギー児が、自身の病気の療養行動をとりながら社会的集団生活を営むために必要なスキルを明らかにするためのインタビュー項目の抽出およびインタビューガイドの作成に取り組む。その後、倫理審査をへたのちに、研究対象者のリクルートを進め各団体の協力を得て、対象者へのインタビュー調査を実施する。 2022年度については、研究スケジュールの再調整を行いつつ、引き続き【①学童後期・思春期の食物アレルギー児への社会的集団生活スキルに関するインタビュー調査】の準備及び着手を進め、最終年度終了に向けて【② 研究①の結果を踏まえた社会的集団生活スキル尺度の開発】,【③ 学童後期・思春期の食物アレルギー児の社会的集団生活スキル獲得のためのサポートプログラムの構築】の課題に取り組んでいく予定である。
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Causes of Carryover |
研究の遅延により、今年度使用額を減額し、次年度使用額を調整した。次年度は、研究対象者のリクルートや分析にかかる費用、会議に係る会議旅費と関連学会の参加費に使用する予定である。
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