2022 Fiscal Year Research-status Report
横断・縦断調査による成人女性の下部尿路症状(LUTS)の実態とリスク因子の解明
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21K10929
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
二宮 早苗 大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (70582146)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 紀代子 びわこ学院大学, 教育福祉学部, 教授 (30433238)
齋藤 祥乃 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (80553784)
岡山 久代 筑波大学, 医学医療系, 教授 (90335050)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 下部尿路症状 / 女性 / 有症率 / リスク因子 / Web調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、我が国の成人女性における下部尿路症状(Lower Urinary Tract Symptoms,LUTS)の実態とリスク因子の解明のために、以下の2点を明らかにすることを目的としている。①我が国の成人女性におけるLUTSの有症率とリスク因子の抽出、②季節ごとの縦断調査によるLUTSの季節性変動とその影響因子の解明 そのため、第1回調査(夏季)では、20-80歳の一般女性5000名(妊娠中及び産後3か月未満を除外)を対象にWeb調査を行い、①を明らかにすることとした。またそのうち、これまでに尿失禁や尿意切迫感の症状を有し、継続調査に同意をいただける方(1500名程度を想定)には、②を明らかにするため、第2回(冬季)と第3回(春季)のWeb調査も実施することとした。回答結果の偏りを避けるため、研究対象者リクルートや回答依頼等の業務を調査会社に委託することとした。調査会社は、個人情報の取り扱いに関する法令、国が定める指針、その他の規範を遵守している会社を選定した。 第1回調査の質問項目は、事前情報として得た「年齢」を基に、年齢層の偏りを避けるために10歳ごとの年代別均等回収としたうえで、「除外基準への該当の有無」「身長と体重」「出産回数や形式、初回出産年齢」「便秘」「喫煙歴」「飲酒歴」「アレルギーの有無」「運動習慣」「最近1か月におけるLUTS症状の有無や程度」など30項目とした。第2回、第3回の質問項目は、「除外基準の該当の有無」「最近1か月におけるLUTS症状の有無や程度」とした。 上記研究計画にて倫理審査承認後、研究実施を行う予定である。データ収集後は、得られた回答から基本統計量を算出後、各LUTSの有症率を算出し、リスク因子を抽出する。季節性変動については、3回分の調査結果の比較検討から、気温や季節性アレルギーの影響などを検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度において、新型コロナウィルス感染症の拡大により共同研究者との調整が遅れたことや、教育へのエフォート増大による本研究へのエフォート率低下により十分な研究時間を確保できなかったことが、2022年度も引き続き遅れる結果となった理由である。2022年度には、質問項目を確定し、調査会社の選定、研究計画立案、倫理審査までを順調に進めたが、倫理審査にも時間を要するため、引き続きやや遅れている状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理審査承認後は、調査会社の本契約を迅速に進め、今夏には第1回調査を行う予定である。調査開始後は、1週間前後でデータ収集が可能なため、計画通りに実施できる予定である。
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Causes of Carryover |
研究が予定よりやや遅れていることや、調査費用が実施後の支払いとなるために、次年度使用額が生じた。次年度は、3回の調査費用および成果報告のために研究費を使用予定である。
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Research Products
(1 results)