2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of educational program for working women's health literacy
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21K10932
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
西岡 笑子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (70550797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 由美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (60760113)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 働く女性 / ウィメンズヘルスリテラシー / 健康教育 / web介入 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ウィメンズヘルスリテラシー啓発のための教育プログラムを開発することである。本研究では、働く女性を対象として研究代表者が作成したwebメディアプラットフォーム“note”による女性特有の健康問題に関するメッセージの送信が「女性のヘルスリテラシー」向上に寄与するかを無記名自記式のweb調査(前後比較、対照群あり)により明らかにする。特に月経関連の問題、子宮頸がん検診について教育を行い、女性のヘルスリテラシーの向上と婦人科外来受診への心理的ハードルを下げることを狙いとして教育を行う。また、自由記述内容の質的分析も併せて、健康教育実施上の課題を抽出する。本研究で「女性のヘルスリテラシー」を向上させる教育介入の効果を示すことができた場合、今後、働く女性の労働生産性およびQOLを向上することにつながると考える。 令和3年度は、研究倫理委員会の承認後に、令和4年1月に事前調査を実施、1~3月までの介入および介入後調査を実施した。 介入前調査は、20代の社会人女性968名が回答した。そのうち、168名が3か月間の介入研究への参加を希望し(以下、介入群)、800名は参加を希望しなかった(以下、対照群)。3か月後の調査は、介入群は125名(追跡率74.4%)、対照群は391名(追跡率48.9%)が回答した。今後、これらのデータ分析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
科研申請調書にある研究計画では、令和3年度中に研究計画書を研究倫理委員会へ提出し、承認後、令和4年度に研究を実施する予定であった。研究計画書は、調書作成時にほぼ出来上がっていたため、当初の計画よりも早く、令和3年7月に研究倫理委員会に申請することができた。令和3年12月に承認され、令和4年1月に事前調査を実施、1~3月までの介入および介入後調査を実施することができたから。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年3月末に介入後調査のデータが納品された。令和4年度は、データ分析を行い、学会発表および論文投稿を行う。今後は、企業等でも同様のプログラムを実施することを検討する。
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Causes of Carryover |
web調査会社等への見積額が当初想定した金額よりも安価であったため。
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