2021 Fiscal Year Research-status Report
一般病院の認知症高齢者に対する看護チーム力向上へのコンサルテーション介入の有用性
Project/Area Number |
21K10970
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
池上 千賀子 (曽根千賀子) 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (40336623)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細田 江美 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (10290123)
大竹 恵理子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 老年看護学 准教授 (10423849)
新實 夕香理 名古屋女子大学, 健康科学部, 教授 (20319156)
渡辺 みどり 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (60293479)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 認知症看護 / 看護チーム / コンサルテーション介入 / 一般病院 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、一般病院における認知症高齢者に対する看護チーム力向上へのコンサルテーション介入の有用性を検討することである。そのために、1)コンサルテーションチームの効果的な課題解決方法の明確化、2)コンサルテーション実施と病棟への継続介入による効果の検証、3)病棟へのフォローアップによる看護チームの定着にむけて検討を行うことを目標に掲げている。 令和3年度は、「コンサルテーションチームの効果的な課題解決方法の明確化」として、具体的には“入院時、急性期治療期、病棟移行時・退院期におけるアセスメント及び認知症高齢者に生じやすい症状と看護目標・解決のための具体策を明確にすること”であった。これについては、「入院時、急性期治療期、病棟移行時・退院期におけるアセスメント及び認知症高齢者に生じやすい症状と看護目標」までを学術書、国内外の研究論文をもとに作成した。「課題解決のための具体策」を早急に作成し、分担研究者間での協議を進める予定である。 また、先行研究の成果の一部を第34回日本看護福祉学会学術大会、日本看護倫理学会第14回年次大会においてポスター発表を行い、本研究を進める上での有用な意見を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「入院時、急性期治療期、病棟移行時・退院期における課題解決のための具体策」を作成し、分担研究者間での協議を進める予定であったことについては、新型コロナ感染症の感染拡大による蔓延防止など重点措置などが発出された影響によって支障をきたさない部分として令和3年度の研究として計画していた。しかし、新型コロナ感染症への対応として共同研究者(臨床看護師)が担った現状があり、計画に遅れを生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度で実施できなかった計画については、令和4年9月までに完了する。同時に、病院へのコンサルテーションチーム介入にかかる準備を進め、介入時に実施する調査に向けた倫理審査手続きの準備を開始する。
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Causes of Carryover |
コンサルテーションチーム介入に遅れを生じたために、ノートパソコンを含む物品購入および国内旅費を執行できず、次年度への持ち越しとなった。令和3年度で実施できなかった計画は、令和4年9月を目標に進めるため、研究に必要な機材購入、国内旅費を円滑に執行していく。
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