2023 Fiscal Year Annual Research Report
Effectiveness studies of psychoeducational lymphedema prevention support program for community implementation
Project/Area Number |
21K10990
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
土屋 雅子 武蔵野大学, 看護学研究所, 客員研究員 (30756416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増島 麻里子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (40323414)
木全 明子 目白大学, 看護学部, 助教 (40714291)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | がんサバイバーシップケア / リンパ浮腫予防 / 介入研究 / 多職種 / オンラインプログラム / 乳がん / 婦人科がん / 地域実装 |
Outline of Annual Research Achievements |
リンパ浮腫は、術後乳がんや婦人科がん患者の約3割に発現するがん治療の晩期障害である。リンパ浮腫の発現リスクは生涯にわたり続くため、永続的なセルフケアが不可欠である。リンパ浮腫はがんサバイバーシップケアの重点領域であるものの、退院後のシームレスなリンパ浮腫予防支援およびその支援の担い手を病院外に拡大するための基盤はまだない。また、地域ケアの専門家が求めるエビデンス・ベーストな支援方略も欠如している。私たちは一連の先行研究において術後乳がん・婦人科がん患者を対象にとした心理的介入を含むオンラインプログラム『心と生活を整えてLet’s リンパ浮腫予防』を開発した。 本研究の目的は、本プログラムの実践マニュアルの開発および実施可能性と効果の検討である。研究倫理審査委員会の承認および研究プロトコルの登録(UMIN-CTR:UMIN000050309)後、前後比較試験(feasibility調査)を実施した。本プログラムの実施者は、看護師・臨床心理師・保健師・看護学研究者である。本プログラムの運営のガイドとなる『実践マニュアル』を開発し実施者の質の担保に努めた。本調査の適格基準であるリンパ浮腫の診断を受けていない術後乳がんや婦人科がん患者を医療施設および調査会社からリクルートした。合計で16名が電磁的に同意し、14名が本プログラムに参加した(参加者の年齢の中央値は48歳、乳がん患者は10名)。約92%の参加者が本プログラムについて「わかりやすい」「楽しい」「満足」と評価した。本プログラムの参加前後の変化は、「リンパ浮腫の初期症状の発見について自信をもってだいたいできる」と回答した人の増加、抑うつ症状の軽減が示された(p=0.045)。更に自己効力感およびQOL向上傾向も示された。以上から、本オンラインプログラムを介した心理的支援およびリンパ浮腫予防のセルフケア促進の可能性が示唆された。
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Research Products
(3 results)