2023 Fiscal Year Annual Research Report
訪問看護業務におけるICT機器活用スキル尺度と教育プログラム開発・効果検証
Project/Area Number |
21K11039
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
前田 修子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70336600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 学 金沢医科大学, 金沢医科大学氷見市民病院, 教授 (50278131)
福田 守良 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (90711094)
蘭 直美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80761759)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 訪問看護 / ICT活用 / ICTスキル / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、2つの調査と研究結果に基づくセミナーを開催した。1つ目の調査は、技術受容モデル(Technology Acceptance Model、以下TAM)に依拠し、訪問看護業務におけるICT活用意向への影響要因を明らかにすることを目的に、訪問看護ステーション1,000箇所に調査依頼し、ICT機器活用の実際、ICT機器と施設のネット接続環境充足への認識、TAMに関する調査内容、ICTスキル、コンピュータ不安などについてWEB調査を行った。分析は2業務(日々の訪問看護記録の作成・他機関との利用者情報の共有)において、構造方程式モデリングを用いたパス解析を行い適合度を検証した。結果、ICT活用の推進には、看護師への有用性への働きかけとICT機器とネット接続環境充足への支援、コンピュータ不安を取り除く教育機会を整えることが重要であることが示唆された。 2つ目の調査は、訪問看護に従事する看護師のICTスキルに影響する要因の検討と教育ニーズを明らかにすることを目的に、ICTスキル修得状況、看護師のICTスキル修得状況への影響を与える要因として属性、コンピュータ自己効力感、セキュリティに関する認識、教育ニーズに関する項目を設定し、訪問看護ステーション2000箇所を対象に調査依頼し、関する調査を行った。結果、看護師のICTスキルの現状と属性・コンピュータ自己効力感・セキュリティに関する認識について関連が明らかになってきているが、現在、分析結果をもとに論文作成中である。 最後に、これまでの調査結果に基づき、訪問看護に従事する看護師を対象としたICTスキル獲得のための教育プログラムを開発し、オンデマンド配信によるセミナーを行った。セミナーは、北陸3県の訪問看護ステーションに開催案内を行い、100回以上の閲覧実績が得られた。
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Research Products
(4 results)