2021 Fiscal Year Research-status Report
地域包括支援センターで働く看護職のコンピテンシーおよび現任者研修モデルの開発
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21K11041
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
宮本 美穂 (石黒美穂) 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (40586731)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 地域包括支援センター / 看護職 / 高齢者 / 介護予防 / コンピテンシー / 個別支援 / 地域づくり / 保健師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究目的は、①地域包括支援センターで働く看護職のコンピテンシーリストを開発する、②開発したコンピテンシーリストを用いて、現場の看護職が十分獲得できていない能力領域を把握する、③研修モデル開発のための基礎資料とすることである。 令和3年度は、目的①域包括支援センターで働く看護職(保健師・看護師)のコンピテンシーリストを開発することに取り組んだ。地域包括支援センターで働く保健師については、先行研究にて検討しているため、地域包括支援センターで働く看護師のコンピテンシーの明確化を目的に、文献検討よりコンピテンシー項目を抽出すること、および地域包括支援センターに所属している経験豊かな看護師へのインタビュー調査からコンピテンシー項目を抽出することを予定していた。しかし令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染状況により対面によるインタビュー調査が困難であったため、先ずは文献検討より地域包括支援センターで働く看護師のコンピテンシー項目を抽出した。 令和4年度は、文献検討の結果に基づきインタビューガイドを作成し、対面によるインタビュー調査を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度の進捗状況が遅れている理由として、先行研究の論文投稿に向けての査読修正のための対応に時間がかかったことと、新型コロナウイルス感染症の感染状況により対面でのインタビュー調査が困難であったことが影響した。インタビュー調査は、感染状況を鑑み令和4年度に実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は、文献検討の結果に基づきインタビューガイドを作成し、対面によるインタビュー調査を実施し、コンピテンシー項目を収集する。本研究で収集された看護師のコンピテンシー項目と先行研究にて明らかにされた保健師のコンピテンシー項目を比較検討し、看護職のコンピテンシーリスト案を作成することを計画している。
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Causes of Carryover |
令和4年度は、令和3年度に予定をしていたインタビュー調査を行う予定であり、調査に出向く旅費、研究参加者への謝金、データー入力のための人件費、研究参加者リクルートのための文書・郵送物等のための消耗品、として使用する予定である。
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