2023 Fiscal Year Research-status Report
軽度認知症高齢者の独居生活を支援する感性AIロボットの実践的検証と実用化に向けて
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21K11044
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
木村 裕美 福岡大学, 医学部, 教授 (00301359)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 伸 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (00389503)
古賀 佳代子 福岡大学, 医学部, 講師 (20598966)
西尾 美登里 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 講師 (20761472)
久木原 博子 福岡大学, 医学部, 教授 (50268950)
岩村 誠人 福岡大学, 工学部, 教授 (90341411)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 認知症独居高齢者 / 独居生活 / 継続支援 / 感性 / AIロボット / 介入研究 / 生活阻害因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
独居認知症高齢者の生活を阻害する要因については、訪問看護師が考える支援方法について質的データを分析し「認知症独居高齢者の地域社会活動への支援」とテーマをし第24回日本認知症ケア学会大会にて発表を行った。要旨は対象者90名(男性6名女性84名)平均年齢は47.0歳、訪問看護経験平均年数8.4年であった。地域社会活動支援について頻出語は「地域・参加・民生委員・活動・サポート」等が認められた。対応分析では、「利用・デイサービス・デイケアサービス・重要・支援」等が認められた。クラスター分析では8つに分類され、訪問看護師が考える認知症独居高齢者の地域社会活動の支援は、データをクラスター分析を行い、8つに分類された。「地域・社会で役割をもつ支援」、「民生委員による活動」「通者サービスとの連携」「情報・ケア提供による興味のある活動の可能性」「コミュニティサポートによる交流の継続」「地域行事・イベントの参加による社会活動」「デイサービス・ケア利用による活動促進」「認知症者の残存機能を生かした活動を見守る必要性の重要性」が挙げられた。地域社会活動の支援は、訪問看護師のみならず民生委員をはじめ住民による認知症高齢者への働きかけが必要である。また、地域社会において認知症高齢者が役割を持つための支援が必要であり、コミュニティサポートによる継続が重要であることが示唆された。 感性AIロボットによる日常生活の支援および軽度認知症高齢者への感性的刺激の効果を介入にて見る研究は現在進行中であり、対象群50名中26名のデータを収集した。引き続きデータ収集する予定である。また、コントロール群については、対象群終了後にデータ収集する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
独居認知症高齢者の生活を阻害する要因については90名の訪問看護師からその支援方法のデータを収集できた。学会発表も実施し論文作成の途中である。 感性AIロボットによる日常生活の支援および軽度認知症高齢者への感性的刺激の効果を介入については、データ収集中であり今年度中にはすべてのデータ収集が終了する見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度中にすべてのデータを収集し終える予定である。2023年度の後半から2024年度に向けてはデータ解析をする予定である。その後、学会発表、論文作成と進めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
2023年度までに使用した金額から繰越金が発生した。2024年度に使用が生じた理由は、2023年度にデータを取り終える予定であったが、取り終えられなかったことと、2024年度はAIロボットの1年分の維持費等の支出が必要となるためである。よってそれらに充てる予定である。
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Research Products
(1 results)