2021 Fiscal Year Research-status Report
高齢者ポリファーマシーに関連した看護教育プログラムの検討
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21K11057
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
吉村 惠美子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (10413163)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蔵谷 範子 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 教授 (00320846)
皆田 良子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (20826391)
照屋 健作 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 准教授 (30751599)
相内 恵津子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (60637908)
山田 智美 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (70757583)
森下 裕子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (60847995)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ポリファーマシー / 高齢者 / 看護師継続教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は高齢患者に対応が必要な一般病院、ならびに高齢者施設、訪問看護ステーションに勤務する中堅看護師を対象に高齢者のポリファーマシーに関する看護教育プログラムの開発を目的とする。先に看護師の高齢者の薬物療法に関する知識、認識、実践の実態を明らかにし、看護師のニーズに沿った教育プログラムを作成、実施し、その有効性を検討する。 今年度は1.一般病院看護師に対するICTを利用した教育プログラムのプレテストを実施する。2.高齢者施設の看護師、訪問看護師各100名に対して、「高齢者のポリファーマシー」に関する知識、認識、実践の実態調査を実施し、看護師の教育ニーズを調査することを計画した。 1.一般病院看護師に対するICTを利用した教育プログラムのプレテストは2021年7月~11月にかけて実施、調査を行った。その結果、知識や行動の変容については向上が認められたが、ICT環境の整備やグループワークの方法について課題があった。調査人数も6名と少なかったことから今後人数を増やして調査する必要がある。その結果は「地域ケアリング」6月号に掲載予定である。 2.高齢者施設の看護師、訪問看護師に対して、神奈川県、静岡県の施設400施設、対象者800名に対して、「高齢者のポリファーマシー」に関する知識、認識、実践の実態調査を2021年11月~12月に実施した。現在データ入力が終了している。今後は分析結果をもとに教育プログラムの教材研究に役立てていく。また関連学会に投稿する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定どおりである。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は主に教育プログラム実施に向けて、教材開発を行う予定である。具体的には次のことを計画している。 1.昨年度実施した高齢施設看護師、訪問看護施設看護師の実態調査について分析する。6月までに統計処理を行い、9月の投稿に向けて論文作成を行う。 2.昨年度実施した教育プログラムの評価をふまえて、ICTを活用した方法について改良を加える。急性期病院看護師としての教育プログラム完成を12月として、倫理審査の準備、対象者募集方法を検討する。 3.1,2から、施設看護師、訪問看護ステーション教育プログラムについて開発する。年度末を目標に作成する。
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Causes of Carryover |
研究分担者は、ICT関連の物品をそろえるため配当したが、教材研究の進展がなかったため、使用するに至らなかった。来年度活用予定である。
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Research Products
(1 results)