2022 Fiscal Year Research-status Report
パーキンソン病患者の転倒による二次的障害リスクを把握するアセスメントツールの開発
Project/Area Number |
21K11097
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
河西 恵美 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (80760545)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | パーキンソン病 / 転倒 / 外傷 / 二次的障害 / セルフアセスメントツール / セルフマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、PD患者自身が転倒に関連する二次的障害を予防するために活用できるセルフアセスメントツールを開発することを目的としている。研究は3段階を設定し、初年度は、第1段階としてインタビュー調査と質問紙調査からPD患者の転倒関連二次的障害の関連要因を検討した。 その結果をもとに第2段階では転倒と二次的障害を振り返るセルフアセスメントツール案を作成した。作成したセルフアセスメントツールは、PD専門家および患者会に所属するPD患者・家族に内容を確認してもらい、ツールの内容や使いやすいさについてインタビュー調査を行っている。昨年度は、PD専門家、PD患者・家族からの意見、最新の文献レビューを基に、セルフアセスメントツールの内容、レイアウト、方法について再考した。PD症状により自身でチェックし記載することが難しいという意見が聞かれており、患者の負担が少ない方法を検討した。 また、転倒による二次的障害の原因と考えられるPD症状は多岐にわたり、個人により様々であることが把握されたため、原因・要因を幅広く捉えることができるような項目に修正した。今年度、第三段階では、修正したセルフアセスメントツールの効果を評価するため、縦断的に調査を行う計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
作成したセルフアセスメントツールの内容、レイアウト等の修正に時間を要した。また、調査施設選定において、新型コロナウイルス感染症の影響で立ち入りが難しい状況があった。
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Strategy for Future Research Activity |
調査施設を決定し、依頼文書の発送および倫理審査申請を進める。
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Causes of Carryover |
学会参加がweb参加となり旅費が不要となった。また、調査施設への訪問が遅れていおり、交通費を試用しなかった。
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