2021 Fiscal Year Research-status Report
中年肥満者への減量介入が20年後のフレイル予防にもたらす効果
Project/Area Number |
21K11134
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 喜代次 筑波大学, 体育系, 名誉教授 (50163514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 由夫 筑波大学, 体育系, 准教授 (00375461)
片山 靖富 皇學館大学, 教育学部, 准教授 (50513371)
笹井 浩行 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60733681)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | フレイル / 減量介入 / 身体活動 / 食事摂取 / 認知機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
わが国では40~74歳を対象に肥満やメタボリックシンドロームを標的とした特定健診・特定保健指導が法的に義務化されている。しかし、中年期の肥満対策が高齢期のフレイル予防に貢献しているかは不明である。本研究では、中年期(40~64歳)の肥満に対する減量介入がフレイル化を予防するか否かを、20年間の追跡研究から明らかにする。 研究代表者らが2000~2005年に茨城県筑西市明野地区(旧・明野町)および同県阿見町にて開催した減量介入研究(Tanaka, Nakata et al., Obes Res, 2004)に参加した者を改めて募集し、2022年に総合機能評価健診をおこなう。同自治体に在住する同性・同年代の一般高齢者を別途募集し、同じく健診をおこない、得られたデータを比較する。 上記健診を実施するために、当初の予定では1年目前半に自治体との折衝の完了、研究組織内で研究デザイン、対象者の募集方法、調査項目の精査、解析に関する議論を重ね、プロトコル確定し、2021年中に所属組織の研究倫理委員会の承認を目指していた。さらに、1年目終盤に研究対象者募集を開始する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の蔓延が続いていることが影響し、自治体が健診開催に消極的な状況が続いている。折衝は継続しており、自治体の協力を得られる約束を得ているものの、対象者募集の開始や健診日の確定など、具体的な日取りを詰めるにまでは至っていない。 研究組織内ではオンラインおよびメールでの議論により、研究プロトコルが概ね定まった。2022年度の早い段階で倫理申請をする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定では1年目前半に自治体との折衝を完了し、研究組織内で研究デザイン、対象者の募集方法、調査項目の精査、解析に関する議論を重ね、プロトコルを確定し、2021年中に所属組織の研究倫理委員会の承認を目指していた。さらに、1年目終盤に対象者募集を開始する予定であった。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の蔓延が続いていることが影響し、自治体が健診開催に消極的な状況が続いている。折衝は継続しており、自治体の協力を得られる約束を得ているものの、対象者募集の開始や健診日の確定など、具体的な日取りを詰めるにまでは至っていない。そのため、「やや遅れている」と判定した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の蔓延状況やそれに付随する社会情勢を見極めながら、自治体との協議を進め、令和4年度中に高齢者総合健診を筑西市および阿見町で開催する予定である。それに先立ち、所属機関の研究倫理委員会の承認を得る予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の蔓延により当初予定していた対象者募集を開始できていない。対象者募集にかかる広告費等の支出が発生しなかったため、次年度使用額が生じている。その次年度使用額は予定通り、対象者募集にかかる広告費や人件費等に支出する計画である。
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