2021 Fiscal Year Research-status Report
Factors associated with acceptance awareness regarding corporal punishment among adolescents -Working towards developing a programme for improving parenting preparedness-
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21K11143
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Research Institution | Kyoto Koka Women's University |
Principal Investigator |
キット 彩乃 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (70789320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 純久 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90244053)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 児童虐待 / 体罰容認意識 / 青年期 / 親性準備性 / 日本 |
Outline of Annual Research Achievements |
児童虐待防止法が改正され、2020年に家庭内における体罰が禁止された。しかし、未だに体罰容認論は人々の中に根強く存在し、家庭内における子どもに対するしつけと称した体罰等が虐待へ発展し、死に至るケースが後を絶たない。本研究では大学生を対象に調査を実施し、被養育過程における体罰の有無が体罰容認意識に及ぼす影響を検討することと、それを踏まえて時代性に即した親性準備性促進プログラム開発の示唆を得ることを目的としている。 令和3年度は児童虐待に関する資料収集・文献検討を行った。また、日本こども虐待防止学会をはじめ関連の学会に参加し、最新の状況を把握した。令和3年度後半では、本研究の前身である育児不安と親のアタッチメントスタイルとの関連に関する研究論文の査読が終了し、Psychiatry Internationalへの投稿が完了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度は研究代表者が大学を転任したことに伴い、研究を予定通り遂行できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は研究計画書を作成し倫理審査を受けた後、被養育過程における体罰の有無と体罰容認意識に関する調査を大学生に対して行う。研究代表が所属している大学が女子大学であり、男性のデータも収集できる大学で調査を実施するため、調査できる大学を探す必要がある。また、国内外の既存の親性準備性促進プログラムに関して文献検討を行い、現状を把握する予定である。
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Causes of Carryover |
昨年度は調査を開始できなかったため、オンライン調査システムに支出する予定の予算が未使用である。また、データのクリーニングや文献整理などで研究補佐員を雇う予定であったが調査が開始できていないことから雇わなかった。今年度は研究補佐員を雇い調査を実施し、研究を進めていく予定である。
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Research Products
(1 results)