2022 Fiscal Year Research-status Report
Factors associated with acceptance awareness regarding corporal punishment among adolescents -Working towards developing a programme for improving parenting preparedness-
Project/Area Number |
21K11143
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Research Institution | Kyoto Koka Women's University |
Principal Investigator |
キット 彩乃 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (70789320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 純久 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90244053)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 児童虐待 / 体罰容認意識 / 青年期 / 親性準備性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では大学生を対象に調査を実施し、被養育過程における体罰の有無が体罰容認意識に及ぼす影響を検討することを目的としており、調査実施のための質問紙を作成した。今後、Parent-Child Conflict Tactics Scales(CTSPC)を用い大学生における体罰容認意識を測る予定である。 2020年に実施したプレ調査では、CTSPCとよく似た項目で日本の研究者によって作成された「しつけと虐待に関する23行為」を用いて調査を行ったため、今年度はそのデータを再度分析した。その結果、大学生の体罰容認意識に関連していたのは性別役割感であった。男子大学生において、男女平等意識の高い学生は体罰を容認しない意識が有意に高いことが明らかになった。本研究につながる調査結果であるため、現在、プレ調査の結果を論文化し、公表する準備を行っている。 また、2022年11月にはインドネシアアイシャジョグジャカルタ大学の助産学の教員と学生が本学へ来学し、様々な研修を行った。その際にインドネシアにおける育児の状況、体罰の状況についてなど聞き取りを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度初めて、本学においてインドネシアの大学を受け入れたため、そのプログラム調整に多くの時間を費やし、本研究のエフォートを確保することが難しかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は研究計画書を作成し倫理審査を受けた後、被養育過程における体罰の有無と体罰容認意識に関する調査を大学生に対して行う。また、国内外の既存の親性準備性促進プログラムに関して文献検討を行い、現状を把握する予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は調査を開始できなかったため、オンライン調査システムに支出する予定の予算が未使用である。また、データのクリーニングや文献整理などで研究補佐員を雇う予定であったが調査が開始できていないことから雇わなかった。次年度は研究補佐員を雇い調査を実施し、研究を進めていく予定である。
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