2023 Fiscal Year Research-status Report
Factors associated with acceptance awareness regarding corporal punishment among adolescents -Working towards developing a programme for improving parenting preparedness-
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21K11143
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Research Institution | Kyoto Koka Women's University |
Principal Investigator |
キット 彩乃 京都光華女子大学, 看護福祉リハビリテーション学部, 講師 (70789320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 純久 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90244053)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 児童虐待 / 体罰容認意識 / 親性準備性 / 青年期 / 日本 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では大学生を対象に調査を実施し、被養育過程における体罰の有無が体罰容認意識に及ぼす影響を検討することを目的としている。2023年度は質問紙に含む内容を検討し、家庭内や教育現場での被体罰経験、もしくは体罰の目撃経験、自身の体罰に対する考え方等を含めた。調査内容が研究参加者の被養育経験を含むプライバシーに関することが多いため、倫理審査委員会と何度もやり取りを行い、参加者への侵襲をなるべく低くし、また有事の際の対応についても検討した。本研究は本学以外には国内の3つの大学でデータを収集する予定で、倫理審査通過後は、調査実施にあたって、他大学との調整を行った。データ収集は2024年6月から開始予定である。 また、2023年度は2020年に実施した男子大学生における体罰容認意識に関するプレ調査の結果を論文化した。現在、国際ジャーナルに投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
多機関共同研究であり、本学を含めて4大学で調査を実施するため、各大学の研究責任者とのやり取りに想定以上の時間がかかった。また、倫理審査を通すのに時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は6月にデータ収集を予定している。その後データの分析、考察を行い論文化する予定である。また、国内外の既存の親性準備性促進プログラムに関して文献検討を行い、現状を把握する予定である。
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Causes of Carryover |
2023年度は調査を開始できなかったため、調査実施に係る諸費用が未使用である。2024年度は調査を実施し、論文を投稿予定であるため、それらに必要な経費を使用予定である。
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