2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of a New Dementia Prevention Program in the Frail Elderly
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21K11161
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
戸田 淳氏 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (00804618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 貴之 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30415533)
矢野 実郎 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30550397)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | フレイル / 認知的負荷 / 運動負荷 / 認知症予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、地域高齢者における認知機能の特徴と身体活動について検討し、認知症予防に関連する認知特性を明らかにすることである。習慣的な運動は、身体機能だけでなく記憶形成に関与する海馬や遂行機能に関係する前頭前野といった脳領域の機能を高めることが明らかにされ、運動はエビデンスの得られた認知症予防法として注目されている。これまで国内外の研究グループから有酸素運動を用いた認知症予防効果が報告されているが、運動負荷は、最大心拍数40~60%の中程度の有酸素運動が用いられることが多い。そこで本研究では、有酸素運動の負荷の違いによって脳賦活および身体機能にどのような違いがみられるかが得られるのか検証する。まずは、健常者を対象として、上肢の簡易的な運動(ハンドサイクル)と認知課題(逆呼称:呈示された絵の名称を逆に答える)を同時に行う二重課題を作製し、認知課題のみの条件と運動と認知課題を同時に行った際の脳活動の違いを光トポグラフィーによって検証した。その結果、認知課題のみの条件に比べ、二重課題時の方が酸素化ヘモグロビンの濃度が高く、特に左背外側前頭前野で有意な脳賦活を確認した。今後は、運動負荷を変化させた場合の前頭前夜の活動の違いを検討している。運動負荷は、ボルグスケールにより、①7~8、②9~10、③12~13の3条件の運動課題を開発中である。健常者における課題時の脳血流動態を解析し、フィールド調査へと繋げていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では、初年度から健常者の認知・運動負荷実験のデータ収集を予定していた。 しかしながら運動課題において、運動強度を再検討する必要が生じたため、研究計画の進行が遅延した。また新型コロナウイルス蔓延の影響で被検者の募集が多く募れなかったことも影響した。以上のことからやや遅れているという進捗状況として報告する。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度6月からデータ収集を始め、2023年10月ごろまでにデータ収集を終える予定である。その後は,脳血流解析と論文化の作業を進める.併せて、独自に開発したフレイル高齢者のための認知症予防プログラムの介入研究を計画している。介入研究では、多施設共同によるランダム化比較試験を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの蔓延により、データ収集の機会の減少など、研究計画の進行が遅延したため、実験備品の購入が遅れた。今後フィールド調査において、多施設共同によるデータ収集を予定しており、令和4年度の残金で必要な研究備品を順次購入する。また令和5年度の予算は、データ解析用のパソコンの購入、論文投稿費に充てる予定である。
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Research Products
(1 results)