2021 Fiscal Year Research-status Report
自発運動(GMs)評価精度向上と実践体制構築を可能とする評価訓練システムの開発
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21K11216
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
前田 知己 大分大学, 医学部, 准教授 (80264349)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 修 大分大学, 医学部, 助教 (30795604)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | general movement / 脳性麻痺 / 神経発達症 / 早産児 / 自発運動評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
一定の水準の評価技能を持つ多くの評価者で連携して判定精度を高め、General Movementsの判定精度の向上維持を目指すシステムを構築することを目的としている。多くの評価者の参加が必須なので、自施設、他施設の評価者を増やすことをまず行っている。自施設では毎週の所見検討会、他施設とはWebの供覧クラウドシステムを用いてリモートで所見検討会を3か月に1回実施している。日本各地から参加者が増えている。現在運用しているWeb供覧クラウドシステムは、本研究を運用する際の判定システムの基本となるもので現在開催している所見検討会を通じて、運用上の問題点を把握する事も行っている。 General Movements評価のなかでも脳性麻痺予測に有用性が高いと確立しているfidgety運動の判定精度を高めることから取り組んでおり、判定演習用DVDを作成し、それを配布して評価者のリクルートにもつながっている。 判定精度を高めることと並行して、多施設で一定の水準の判定用記録を作成することが必要であり、そのための半自動的にGeneralMovements出現区間の抽出を行い判定用ビデオを容易に作成するシステムの試作を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究のfidgety運動参照システムの完成が遅れ、その成果をもとに本研究に参加する評価者を増やす計画であったため、やや遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
主な評価者は揃ったので、それぞれの判定精度を高めるための講習、検討会を行う。一定の判定精度が確認された段階で、複数名で判定するシステムの運用を開始する。
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Causes of Carryover |
先行研究の完了が遅れたため本研究の開始が遅れた。新型コロナウイルス流行の影響で研究打ち合わせや検討会のための旅費が使用する機会が制限されWeb会議、検討会に切り替えた。Web供覧システムの整備と、本検討に先立ちビデオ記録と自発運動の出現を検出する心拍変動のシステムを更新したため、物品費を主に使用している。次年度使用額については、評価法の講習を行う研修会、教材作成費用として使用する予定である。
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Remarks |
多施設で症例検討するための供覧システム
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