2021 Fiscal Year Research-status Report
集中治療領患者の筋力低下に対する電気刺激療法の有用性
Project/Area Number |
21K11288
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
橋田 璃央 高知大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (60869767)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 集中治療 / 筋力低下 / 電気刺激療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、集中治療室入室後の四肢の筋力低下などを呈すICU-AWに対し、十分な随意運動を促すことが困難な症例に対して用いることができる骨格筋電気刺激(EMS:Electrical muscle stimulation)を使用し、マイオカインを評価することでEMSの有用性を明らかにすることである。令和3年度の計画では、本研究の同意が得らえた健常成人5名に対し骨格筋電気刺激法を用いて、殿部、大腿、下腿に対して電気刺激を30分実施し、施行前後および施行後30分後に採血を行い、マイオカインを網羅的に計測する予定であった。 研究開始にあたり、本研究の要である電気刺激機器の購入とマイオカインの計測の準備をすすめた。当初購入を予定していた骨格筋へ電気刺激を加える機器のデモを行い、その後、本研究を進めるうえで必要な機能が装備されていることを確認の上、ベルト電極式骨格筋電気刺激装置(Belt electrode Skeletal muscle Electrical Stimulation ;B-SES)を購入した。 次に、そのマイオカインの計測にかかわる準備を進めるため、まずは所属機関内において検査に必要な手技や物品の確認を行った。測定に必要な試薬の購入等について候補が上がったが、予算の問題もあり、外部業者等からも情報を得るために外部業者との打ち合わせを行う予定であったが、COVID-19の流行において外部業者との打ち合わせが進行せず、現時点で測定機器等の準備が完了していない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の流行のためマイオカイン計測に必要な物品調達について外部業者との打ち合わせが進行せず、測定機器等の準備が完了していない。
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Strategy for Future Research Activity |
マイオカイン計測について、所属機関内部署での協力を求めながら、今後は計測の手順を進める予定である。 また、研究代表者の妊娠・出産のため、研究再開は令和5年度になる予定である。
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Causes of Carryover |
マイオカイン計測に関わる費用について、現状では試薬等の選択に至っていない。 そのため、研究再開後には計測に必要な手順や試薬の確保を進める必要がある。
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