• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

Interaction between practice amount and time interval in mental practice

Research Project

Project/Area Number 21K11301
Research InstitutionTokoha University

Principal Investigator

梅野 和也  常葉大学, 健康科学部, 講師 (30783526)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 浩一  常葉大学, 健康科学部, 准教授 (00729072)
板口 典弘  慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (50706637)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywordsメンタルプラクティス / 運動イメージ / EEG / ERD / ニューロフィードバック / 両手動作
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は, メンタルプラクティスの運動学習効果と練習量・時間間隔との関係を検討し, 練習方法を確立することである.目的達成にあたり, 【研究項目1】では,両手複雑運動のメンタルプラクティスによって誘発される事象関連脱同期(ERD)を定量化することを目的とした.実験の結果,片手と両手の実際の動きに有意なメンタルプラクティスの効果が認められた.2023年度は,【研究項目2】として,メンタルプラクティスに脳波計を用いたニューロフィードバックを追加しその効果を検討する実験を行った.
【研究項目2】
本研究は、メンタルプラクティスにニューロフィードバックを併用することが実運動パフォーマンスに与える影響を明らかにすることを目的とした。実験は,76名の大学生が参加した。運動課題としてボールローテーション課題を採用した。メンタルプラクティスを実施した参加者は、両手あるいは片手の運動イメージを2ブロック実施した。その際、第1ブロックで両手、第2ブロックで左手の運動イメージを行った群をBL群、左手→両手の順で実施した群をLB群、左手の運動イメージを2ブロック連続して実施した群をLL群とした。メンタルプラクティス中の脳波からERDを算出し、その結果を参加者にモニター上で視覚的にフィードバックした。
実験の結果、使用する手の違いに関わらず、全てのメンタルプラクティス群は運動パフォーマンスが向上した。特に、BL群は統制群よりも実運動パフォーマンスの変化量が有意に大きかった。ERDは、1ブロック目の前半の一部分において、BL群がLL群よりも有意に大きなERDを示した。本結果は、メンタルプラクティスに使用する手の違いが実運動パフォーマンス向上に影響を与える可能性を示した。具体的には、非利き手の運動イメージを実施する際には、事前に両手運動イメージを実施することがパフォーマンスを高める可能性を示した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2022年度の目標は, 「研究項目1」の実験データの追加収集、データの解析であり,1年延長した結果,「おおむね順調に進展している」と評価した.2024年度は,2023年度までの実験結果を基に医療機関などでの実験を進め,本研究の臨床応用を進めていく.

Strategy for Future Research Activity

昨年度は,「研究項目2」として,脳波をリアルタイムで解析しフィードバックするシステムの開発とフィードバックシステムを健常者に適応したデータの収集を実施した.2023年度は,「研究項目3」として,これまでの健常者を対象にした実験データをもとに,医療機関での脳卒中患者を対象とした実験へと進めていく.

Causes of Carryover

2023年度は,新型コロナウィルス蔓延の影響から医療機関での実験は難しく,被験者の変更を余儀なくされた.そのため,未使用額が生じた. また,実験計画変更に伴い実験使用機器・消耗品も一部変更しており,一部未使用額が発生した.このため,次年度は医療機関での実験を予定している.未使用額はそれらの経費に充てることにしたい.

  • Research Products

    (2 results)

All 2024 2023

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Bilateral vs unilateral motor imagery training: effects on motor execution performance and ERD2024

    • Author(s)
      Kazuya Umeno, Yoshihiro Itaguchi
    • Journal Title

      Advanced Robotics

      Volume: 38 Pages: 1,12

    • DOI

      10.1080/01691864.2023.2299850

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] メンタルプラクティス時の脳活動の検討 ~両手運動イメージVS片手運動イメージ~2023

    • Author(s)
      梅野和也, 中村浩一
    • Organizer
      第39回 東海北陸理学療法学術大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi