2023 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of new method of adequate inspiratory muscle training using ultrasonographic evaluation of diaphragmatic excursions
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21K11325
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
東本 有司 近畿大学, 医学部, 教授 (70316115)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白石 匡 近畿大学, 大学病院, 技術職員 (20832827)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 吸気筋トレーニング / 横隔膜機能 / 横隔膜移動距離 / 呼吸リハビリテーション / COPD / 超音波診断装置 |
Outline of Annual Research Achievements |
背景:吸気筋トレーニング(IMT)はCOPD患者の吸気筋強化のために有効であることは報告されている。しかし、吸気筋としてもっとも重要な横隔膜機能に対するIMTの効果は報告されていない。昨年度の研究テーマとして、横隔膜最大移動距離(maximum diaphragmatic excursion: DEmax)に対するIMTの効果について検討した。 方法:近畿大学病院において、単施設無作為化比較試験を実施した。当院に通院中の38名の安定期COPD患者を対象とした。すべての対象者に12週間の標準的な外来呼吸リハビリテーション(呼吸リハ)を実施した。その後、対象患者を無作為に、IMT実施群(IMT群)とIMT非実施群(非IMT群)に分けた。両群とも2週間ごとの低頻度の呼吸リハを実施した。IMT群は自宅において12週間のIMT訓練を実施した。一方で、非IMT群はIMT訓練を実施しなかった。測定項目は心肺運動負荷試験(CPET)、6分間歩行試験、CAT、呼吸機能を群分け時とIMT訓練終了後に両群で評価した。 結果:38名の対象者のうち、33名がプログラムを完遂できた。IMT群は15名、非IMT群は14名がプログラムを完遂できた。DEmaxは、IMT群で有意に増加した(50.1 ± 7.6 mm to 60.6 ± 8.0 mm, p < 0.001)が、非IMT群では有意な変化はなかった(47.4 ± 7.9 mm to 46.9 ± 8.3 mm, p = 0.10)。CPETで測定した最大酸素摂取量(peak VO2)の変化量は非IMT群に比較して、IMT群で有意に高値であった(p < 0.01)。 結論:標準的な呼吸リハプログラムを終了後に実施するIMT訓練は横隔膜機能を改善することが分かった。DEmaxはIMTの新たなアウトカム指標になる可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染症のため、外来リハビリテーションが実施できていなかったため、計画が遅れてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
IMTの長期効果についても集計していく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染のため計画が遅れており、国際学会の発表の予定が遅れている。次年度は、研究結果の集計と投稿、国内外の学会にて発表予定である。投稿料と学会参加費、旅費等にて使用する予定である。
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Research Products
(6 results)