2021 Fiscal Year Research-status Report
小学校教師の体育授業におけるキャリア別リスクマネジメント能力育成プログラムの開発
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21K11346
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| Research Institution | Kyushu Kyoritsu University |
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Principal Investigator |
中村 有希 九州共立大学, スポーツ学部, 講師 (80826686)
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2021-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 小学校教師 / リスクマネジメント / 体育 / 教職経験年数 / 怪我 / 保健室来室記録 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は体育指導における小学校教師のキャリア別リスクマネジメント能力育成プログラムを構築することが大きな目的である。その実現に向け、本研究は以下3つの手続きで構成されている。
（1）第一に、小学校体育授業における負傷発生状況の実態を教師のキャリア別（初任期・中堅期・熟練期）に把握する。この調査は各学校の養護教諭が管理する「保健室来室記録」を対象に、1年間の体育授業における負傷発生状況を追跡調査する。調査実施にあたり、研究者が学校管理職や養護教諭、保健学研究者らと協議し、学校に導入可能な保健室来室記録を作成する。
（2）第二に、体育授業に内在するリスクを分析・整理し、そのリスクマネジメント方法を提案する。（1）で得られた統計資料を手掛かりに、体育授業に内在するリスクをキャリア別、運動種目別などの観点から分析する。その後、それらのリスクマネジメント方法について検討する。
（3）第三に、上述の手続きから見出された知見を体育授業におけるキャリア別リスクマネジメントの方策として冊子にまとめ、我が国の教育現場へ還元する。
2021年度は（1）の負傷発生状況の追跡調査を実施するための準備期間と位置づけ、保健室来室記録の開発及び記録簿導入に向けた研究協力校との準備を進める計画であった。また、国内外の研究動向を把握する期間と位置付けた。2021年度の研究遂行状況について、負傷発生状況の追跡調査を開始するために研究協力校と保健室来室記録の検討・協議を行っている最中であるが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け完成に至っていない。また、本調査の基礎的資料となる論文投稿を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、【研究実績の概要】における（1）負傷発生状況の追跡調査を進めるための研究協力校との協議・準備等を実施できなかったため。
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| Strategy for Future Research Activity |
当初の予定では、2022年度に負傷発生状況の追跡調査を開始する予定であった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、調査を開始するための準備を十分に行うことができなかった。また、感染症の拡大で体育授業のカリキュラムそのものが平時よりも変則的であることを踏まえ、追跡調査の開始を1年遅らせることとした。今後は、負傷発生状況の追跡調査を開始するために保健室来室記録の開発及び研究協力校との連携に全力を注ぎ、当初の研究計画を遂行したい。
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| Causes of Carryover |
当初の研究計画では、2021年度に負傷発生状況の追跡調査を実施するための準備期間と位置づけ、研究協力校との協議・準備を図る予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、研究協力校への訪問が困難となり調査準備を進めることができなかったため、旅費が次年度へ繰り越される形となった。ワクチンの普及に伴って、研究計画遂行の見通しが立った。本年度は前年度の研究計画に着手し、研究協力校との調査準備を開始する予定である。
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Research Products
(2 results)
