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2021 Fiscal Year Research-status Report

腸内細菌叢の状態が個人の運動効果に与える影響

Research Project

Project/Area Number 21K11349
Research InstitutionNational Agency for the Advancement of Sports and Health

Principal Investigator

谷村 祐子  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 研究員 (90551458)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中野 匡隆  愛知東邦大学, 人間健康学部, 助教 (80588096)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords身体活動量 / 腸内細菌叢 / 個人差
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、身体活動量の増加と代謝エネルギーについて個人差という観点から、個々のもつ腸内細菌叢の違いに着目し、そのことが運動や身体活動量の増加で得られる身体機能の向上の効率に関与しているかどうかを検討することを目的とする。
今年度は、持久性運動トレーニングによる腸内細菌叢の違いを検討するための研究を実施した。被験者のリクルートに際し、実施場所周辺における被験者募集案内のポスティング及び、SNS(Social Network Service)による被験者募集案内を事前測定の1か月前から行った。結果、被験者対象となる運動習慣のない成人(慢性疾患及び腸内細菌叢に影響を与えうる薬剤やサプリメントを常用している方を除く)の21名の参加・協力が得られた。事前測定は、メディカルチェックによる運動不適格者1名と体調不良による辞退者1名があったため19名を対象に実施した。事前測定項目は、最大酸素摂取量・スポーツ庁新体力テスト項目(握力・上体起こし・長座体前屈・反復横跳び・立ち幅跳び)を実施した。また、事前測定及びトレーニング開始前に食物摂取頻度調査を実施し、便サンプルの採取をした。トレーニング期間は2か月週3回(63日:9週間、27回のセッション)40分とし、60%予備心拍数の運動強度での自転車エルゴメータを実施した。なお、自転車エルゴメータが難しい場合は、同運動強度のウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動を実施した。トレーニング期間中は活動量計を装着し、日常生活における身体活動量を計測した。今年度はトレーニング実施中であり、トレーニング実施後の事後測定は次年度に測定・調査を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究代表者の所属機関の異動に伴い、研究実施可能な実施環境や諸条件の変更が生じた。それらの調整を実施するために時間を要した。また、新型コロナ感染症の流行による研究開始の延期も影響したため、「やや遅れている」進捗状況とした。

Strategy for Future Research Activity

所属機関異動に伴い、交通費・謝金などの必要経費が当初予定予算額上回っているため、当該課題の研究目的を損なわない範囲で、次年度以降の計画の変更・修正を行う。そのため、現在進行している持久性のトレーニング実験を主とする実験課題とし、詳細かつ丁寧な解析を実施を行う。

Causes of Carryover

トレーニング開始時期がコロナ及び諸般の事情によって遅延したことにより、サンプル回収時期が遅れ、サンプル解析費などの予算を次年度に使用することなった。

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Published: 2022-12-28  

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