2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of sports mouthguard applying new materials to junior athletes
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21K11370
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
新田 雅一 昭和大学, 歯学部, 助教 (40779766)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | スポーツマウスガード / スポーツ / S-PRG / S-PRGフィラー |
Outline of Annual Research Achievements |
目的:スポーツドリンク飲用時に口腔pHが下がるため虫歯のリスクがある。そのため、スポーツマウスガードを飲用後に装着すると歯面への唾液供給が減り唾液の酸緩衝能を受けにくくなり虫歯リスクが上がる。そこで、酸緩衝能のあるS-PRGフィラーを配合させたスポーツマウスガード使用し、酸緩衝能の効果の評価を行う。SーPRGフィラーは株式会社松風が開発した歯科材料で、歯に詰める詰め物にもこの素材が入っているものがある。もともと歯科材料で歯に対して有効成分を出す素材はあったが、フッ化物イオンを出すものだけであった。 S-PRGはフッ化物イオン以外にも5種類のイオンを放出し、今回はこの放出イオンの中で酸性から中性に戻す酸緩衝能作用に注目をした。なお本研究は, 「昭和大学における 人を対象とする研究等に関する倫理委員会」の承認を受けて実施した。(番号:22-333-B) 対象は、大学ラグビー部選手12名で、同意取得時にスポーツマウスガード作成のための印象採得を行った。研究方法は スポーツドリンク飲用したときの飲用直後のpHから飲用前のpHにもどるまでの時間を測定する。スポーツマウスガード未装着、スポーツマウス装着時、S-PRGフィラー配合型スポーツマウスガード装着時の測定、測定部位は安静時の上顎中切歯唇面である。2023年9月25日に測定は終了。現在データ解析中。今後学会で発表、論文投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度はじめに「昭和大学における 人を対象とする研究等に関する倫理委員会」の承認を取得し、被験者を募り、6月から研究を開始し9月にデータ取得終了。今現在解析中である。
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Strategy for Future Research Activity |
解析したデータを学会にて発表、同時に論文投稿もしていく予定である。
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Causes of Carryover |
研究結果を学会にて発表するための参加費用。 論文にする際に論文校正や英語論文にする際の校正にて費用。
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